都営三田線が8両編成に 車両が増えると通勤はどれだけ楽になる?

混雑率はどう変わる?

 都営三田線や南北線との相互直通運転を行っている東急目黒線も、混雑が悪化しています。不動前→目黒間のピーク1時間あたり混雑率は、1963(昭和38)年度の260%をピークに下がり、1999(平成11)年度には定員に近い109%になりました。しかし、2000(平成12)年から始まった相互直通運転で便利になると、利用者が増加。2017年度の混雑率は170%で、都営三田線の西巣鴨→巣鴨間よりもひどくなってしまったのです。

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神奈川東部方面線の工事現場(2016年12月、草町義和撮影)。

 しかも、都営三田線と東急目黒線の沿線では開発が進んでいて、利用者のさらなる増加が見込まれています。とくに2022年度下期には、東急目黒線の終点・日吉駅(横浜市港北区)と相鉄線を結ぶ神奈川東部方面線(相鉄・東急直通線と相鉄・JR直通線)が全通する予定。混雑率もさらに上昇することが懸念されます。そこで交通局は、都営三田線の車両を増やして混雑を緩和しようと考えたのです。

 実際に都営三田線の列車が8両編成になると、混雑率はどう変わるのでしょうか。国交省の統計資料によると、2017年度は西巣鴨→巣鴨間でピーク1時間(7時40分~8時40分)に20本の列車が運転されています。6両編成1本の定員は約840人ですから、この時間帯の輸送定員は1万6800人。これに対して実際の利用者数は2万6164人で、混雑率は156%だったことになります。

 一方、8両編成なら1編成の定員は約1120人になるとみられ、運転本数が20本のままならピーク1時間の定員は約2万2400人になります。8両化したあとも利用者の人数が2017年度と変わらなければ、混雑率は120%程度になるはずです。実際はピーク1時間内でも列車や車両によって利用者の偏りがあるものの、全体としては確実に混雑率が下がり、毎日の通勤も楽になるでしょう。

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コメント

6件のコメント

  1. 小池都知事は、2階建て車両を投入などど言っていますが、JR東日本215系は乗降に時間がかかり、ダイヤ遅れのために、観光用に転換しましたね。

  2. 8両化以上に相鉄直通の為に10両化も必要では?
    南北線や東急目黒線、埼玉高速鉄道線も10両化しないと遅延を酷くしそうな気がします。

  3. 8両編成と6両編成が混在するとなると有楽町線や副都心線みたくなるのか?あと、東急や南北線も8両編成にするなら、追加する2両は都の所有で東急とメトロに管理を委託する方法もあるのでは?

  4. 三田線の新造8両編成は、西高島平駅、白銀高輪駅間の三田線内のみの運転だろう。都営地下鉄は新宿線で8両、10両の混在運用をしていて経験があり、混在問題なしとして計画を出発したと思える。
    南北線は埼玉高速の財務の厳しさから、単独での8両化は難しいそうで、東京メトロの無償供与で決着するのでは。そうなれば、都営地下鉄もお付き合いで8両化するだろう。文面で未定とは、そのことを指しているのでは。つまり、東京メトロの腹のくくり様。

    • 埼玉高速鉄道、2003年度には借入金への支払利息と減価償却費を除く基礎的収支が開業後初の黒字となり、
      2015年度に初めて償却後純損益が黒字となったので10両は難しくても8両編成化は出来なくはなくなってきてますね

  5. 日比谷線も、もう少し頑張れば20m車8両にできそうなんだけどなあ。