「はやて」はいま 東北新幹線の絶滅危惧列車、存在価値は何か?

東北新幹線の最速列車としてデビューした「はやて」が激減しています。現在の定期列車は下り3本、上り2本。そのうち東京発は1本のみです。今後の「はやて」の運命を占います。

「やまびこ」以上、「はやぶさ」未満の「はやて」

「はやて」は、定期列車は5本だけですが、臨時列車も設定されています。最新版の『JTB時刻表』2018年9月号では下り2本、上り5本です。車両はほとんどがE2系ですが、緑色のE5系や、E5系+E3系の併結という列車もあります。特に9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)、10月8日(月・祝)、11月25日(日)の「はやて338号」は盛岡発でE5系+E3系の併結です。山形新幹線の「つばさ」に使われることの多いE3系の盛岡駅乗り入れは珍しいですね。臨時列車ならではのユニークな運用といえそうです。

●臨時「はやて」下り

・はやて351号:東京8時32分発、盛岡11時32分着、E2系

・はやて355号:東京11時28分発、盛岡14時16分着、E2系

●臨時「はやて」上り

・はやて350号:新青森9時32分発、東京12時56分着、E2系またはE5系

・はやて352号:新青森10時32分発、東京13時56分着、E2系

・はやて356号:新青森12時31分発、東京15時56分着、E5系

・はやて338号:盛岡15時26分発、東京17時56分着、E5系+E3系

・はやて340号:盛岡17時21分発、東京20時20分着、E2系

 こうして見ると、現在の「はやて」の定義がおぼろげに見えてきます。

 まず、大宮~仙台間はノンストップ。これで「やまびこ」と差別化します。たとえば、東京10時28分発の臨時列車は、「やまびこ」として運行される日が多いようです。宇都宮や福島などに停車します。しかし、2018年8月25日(土)は大宮~仙台間がノンストップの「はやて333号」でした。

「はやて333号」は、仙台~盛岡間は各駅に停車します。この停車パターンの「はやぶさ」も存在するため、臨時「はやぶさ」としても良さそうです。しかし、緑色のE5系を使っていても、大宮~仙台間の所要時間は「はやぶさ」より10分長い76分でした。仙台~盛岡間の古川駅で後続の「はやぶさ17号」に追い抜かれます。

 つまり、仙台以北に乗り入れる列車のうち「やまびこ」より速く、320km/h運転を行わない。また、何らかの理由で「はやぶさ」料金を設定しない列車が「はやて」です。

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コメント

17件のコメント

  1. はやぶさ追加料金は盛岡以南のみで、盛岡~新函館北斗ではやぶさとはやてに価格差は無いはずでは?

  2. 仙台までの各駅停車タイプなら「あおば号」復活のほうがしっくりきますけどね。

    現行のなすの号は郡山・那須塩原以南の自由席主体の通勤列車として定着してますから。

  3. E3系は、山形新幹線用のではなくて、東北新幹線の増結に使っている秋田新幹線からの転用車ではないでしょうか?

    • 確かに山形用のE3系L編成はシステム的にE5・H5系と併結できないはずですね。

      (もしできるならとっくにE5系増備&E2系淘汰を加速させてます)

      おそらく「E3系はこまちから撤退したから残ったE3系はすべて山形用だ」と勘違いしたのでしょう。

      そんなわけで記事中のはやてはE5+E3(旧秋田用R編成)と思われますので訂正をお願いします~

  4. 東北:はやぶさ、はやて、やまびこ、なすの、(あおば)

    上越:(あさひ)、とき、MAXとき、たにがわ

    北陸(長野):あさま、かがやき、はくたか

    秋田:こまち、(スーパーこまち)

    山形:つばさ

    過去の愛称も含めるとこんなにある。(他にもあったっけ?)

    JR東日本はコロコロ変えすぎ、増やしすぎ。

    • 2階建限定Maxや期間限定スーパーをカウントするかは別として、逆に東北開業後5方面に増えたのにこの程度で済ませているほうが驚きですけどね。営業線分岐もない東海道・九州と同列に比べるのは酷ってものかと…

      (九州は長崎ルートでどうなりますやら)

      ちなみに山陽区間に至っては同じ方向でものぞみ・ひかり・こだま・みずほ・さくらと5種別ありますね。

  5. 盛岡~新函館北斗間のはやては整備新幹線区間のみの運行で320km/h運転しないからその名前なんでしょ。盛岡以南に行くやつは320km/hするからはやぶさになる。

  6. ちょっと事実誤認が多いですね。実はネーミング基準はシンプルなんですよ。

    ・東京-郡山の範囲で完結するのが「なすの」

    ・東京-盛岡の範囲で完結するのが「やまびこ」

    ・上記より北に行くのが「はやて」

    ・上記とは関係なく、一部区間でも320km/hで運行するのが「はやぶさ」

    すなわち、「運行範囲」と「最高速度」しか基準はありません。

    使用車両や停車駅は、実は関係がありません。

    ・E5, H5を使っていても、盛岡以北しか走らないなら、260km/hしか出せないから「はやて」

    ・各駅停車でも、東京-仙台を走るものは、「なすの」ではなく「やまびこ」

    また、特急料金も、上記ルールで「はやぶさ」になるものが「はやぶさ」料金になるのであって、料金設定のために名前を変えているのではありません。

    • 5ページ目の内容は、「こうだったらお客さんが分かりやすいのに」という筆者の提案では?

      ただ、白石蔵王だけ通過する列車はどうするのかと…

  7. JR東が公式に「320km/hを行わない速達列車は『はやてのままで』」と言い切ったはずですがね?

    あと最低でも札幌延伸までは「はやて」はのこります。

    新しい愛称は札幌延伸の時に採用予定なので盛岡始発であれば嫌でもはやてになります。

    それと一応臨時という形では何度か残ります、いや残します。仙台以北のダイヤの関係上難しいからです。

  8. はやぶさの宇都宮停車が叫ばれてるし、ここは中間位列車として、宇都宮、福島and/or郡山、一ノ関+α、盛岡以北の各駅で、2時間に一本新青森行のはやてを走らせれば色々解決する気がずっとしてる。これには自由席付けて、沼宮内のはやぶさ停車と仙台以北各駅のはやぶさは廃止にするのと、今の仙台行のやまびこを振り返ればそれほど無理もないし…。あまりにもはやぶさに集約しすぎなんよね。

    • 「はやぶさ」の宇都宮停車は「のぞみ」の静岡停車並みに愚策

  9. A. I.さんの言う行き先別愛称で正解かと。停車駅パターン別愛称の東海道にあわせる必要はない。東京から枝分かれして中小都市へ向かう東日本の新幹線では、「どの方面のどこまで行く列車か」が判らないと困る。(東京-大阪需要以外どーでもいい東海道とは違う)

    ただ、なんで盛岡で切るかがずーーっと疑問。開業した時にここまでだったとか整備新幹線との境界だとかは今の利用者に関係ない。

    利用者からすれば、仙台まで行かない「なすの」、仙台以北行き「やまびこ」、新青森以北行き「はやて」、速くて料金体系が異なる「はやぶさ」、でいい。

    • 仙台以北行きは「やまびこ」でなくてもいいし、延伸時には北海道行きは新愛称でもいい。「はやて」消える事になっても別にいい。(過去に「あさひ」消えてるし)

  10. ミドルクラスって廃れるんだよねぇ「ひかり」然り急行然り旧Gr.Adivision2然り。

  11. 盛岡〜新函館北斗・札幌:はやて→白鳥

    新青森〜新函館北斗・札幌:はやて→北斗

    になるのでは?

    全席指定にするかはわからない

  12. 急いでいない客に速達列車を押し売りするのはどうなのか

    八甲田の復活を望む

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