クルマの乗り換え時期はいつなのか 「高齢化」進む日本のクルマ、その実際のところ

日本ではひとつのクルマに長く乗り続ける人が増え、クルマの「高齢化」が進んでいます。いまのクルマは確かに丈夫になっているようですが、税金、保険料など維持費の面で、乗り換えをどう意識すればよいのでしょうか。

乗り換え時期はいつ? その実際のところ

 一般的にクルマの寿命は走行距離10万km、あるいは10年という話も聞かれます。その根拠としては、日本では多くの自動車メーカーがエンジンやブレーキ、ステアリングといった重要部位についての「特別保証期間」を「新車登録から5年間または走行距離10万kmまで」と定めていたり、1995(平成7)年まで、新車登録から10年を超えると車検期間が2年から1年になったりしたことが挙げられるかもしれません。

 では実際に、10年や走行距離10万kmといった要素は、乗り換えの動機になっているのでしょうか。関東地方のある自動車整備工場の代表に聞きました。この会社は自動車販売も手掛けていますが、「当社は整備が主体なので、ディーラーなどと比べると乗り換えの営業アタックはあまりしていないこともあり、長く乗られるお客様が多いでしょう」としたうえでの回答です。

――御社のユーザーは、どれくらいの期間ひとつのクルマに乗っているのでしょうか?

 みなさん平気で15年は乗られます。平均でも10年はゆうに超えているでしょう。

――ユーザーはどのようなときに乗り換えを意識するのでしょうか?

 整備費用との兼ね合いですね。昔はタイミングベルト(エンジンなどの駆動系を動かす部品のひとつ)交換などで10万円、車検と一緒のタイミングだと20万円になり、そこで乗り換えようかというケースが多かったのですが、いまのクルマはベルトではなくチェーンの車種が増え、耐久性が上がっています。ほかに乗り換えを考えるタイミングといえば、エアコンや足回り、エンジンの不具合などでしょう。修理費はエアコンで7万円から10万円、足回りは一通りで10万円以上です。

 当社の場合は修理をメインとしていますが、車検整備の見積もり時に、たとえばマフラーに穴が空いてたり、コンピューターが壊れていたりすることがわかったら、さすがに乗り換えをお勧めすることもあります。特に、いまのクルマはマスターのコンピューターによって様々な箇所が統括制御されているので、ひとつひとつの部品にもセンサーやコンピューターが内蔵されていて、部品がより精密かつ高価になっているからです。

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手前がエンジンのタイミングベルト。写真はイメージ(画像:KOJI KUROKI/123RF)。

――下取り査定を考えると、どうでしょうか?

 もちろん、年式が新しいクルマほど査定額は高くなりますが、3回目の車検を過ぎたころ(初度登録から7年後)からは、さほど変わらなくなってきます。走行距離の面でも、いまは「ちょい乗り」が増えて短くなっていることが当たり前ですので、以前より査定への影響が少なくなっているでしょう。ただし、特定の人気がある車種では、年数が経っていても高く査定される傾向はあります。

※ ※ ※

 前述のとおり、日本における登録乗用車の平均使用年数は12.91年となっていますが、新車登録から13年を過ぎたクルマは、いわゆる「自動車税のグリーン化」により、毎年の自動車税も15%割増になります。しかし、この整備工場の代表によると、結局は整備費との兼ね合いになるので、13年を意識して乗り換える人は多くないのではないかといいます。

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コメント

4件のコメント

  1. 記事にある二代目フィットは初代ほどの煮詰め感は無くCVTの設定も初代ほどの直結感は無く言わば利益に走った初代フィットと言えるでしょうね。

    初代、特に初代の1300の2バブルは小さな排気量でもシンリンダー行程を大きく取り実用域できっちりトルクを出すエンジンでCVTの設定もこのトルクを利用して極力滑らさない最近の新車では考えられないような直結感のある車でした。

    世間では馬力と優遇税制が的になる風潮で実際の生活環境で仕事の出来る車は中々注目されませんが、今の車作りの根元では頼みの代替え需要も底が見えてるような気がしますね

  2. この三十年近く、車は初回車検までに乗り換えてるな。

    十年とか一台の車をそんな長く乗る気持ちがわからない。

    • すげーな!俺は未だに初年度登録から24年目のトヨタ車だけど自分の車種の持病と言われたパワステポンプのオイル漏れも無いし、当然に真下のオルタネーターも30万キロ交換無し

      車検に通らないボールジョイントのガタは7万キロ前後で2回交換、他は1UZエンジンはタイベルなので3回交換と同時にウォーターポンプも交換、ATも昔の4速なので特に異常無し、いよいよマフラーの遮熱板がダメでトヨタからの部品供給が来年で終わるので買い換えを検討してますが、若い頃はバカみたいに検切れ前に入れ換えることもやりましたが今の車は同じ下駄に化粧直しをするだけの産物なのでアホらしくて最低でも一回は車検を通す乗り換え方に変えましたが、それでも替える車は尽く同じ下駄なのには呆れました。

      その中には輸入車もありましたが輸入車は更に深刻な状況でしたね。

      因みに今の私のトヨタ車は一度もリコールは届け出されてませんが空調システムの弱さには難儀をしております。

  3. 10万キロを越えてくると故障が出てきますね。

    私の場合はメーカーリコール掛かってリコール対策された箇所が駄目で自走不可能に

    メーカーに聞いてみたら「経過劣化なので保証対象外」だそうです。

    その後はバタバタと症状色々出て約一年で約50万円以上は程度は出て行ったと思う。

    それから約一年程度は落ち着いたが300ps以上ある車なのでブッシュのヘタリと足回りがもう駄目ですね

    オーバーホールしないと本当駄目です。車体バランスが悪い。

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