陸自の水陸両用車AAV、南シナ海へ! 海外軍事演習初参加、意義はもちろん対中国

陸自はフィリピンで何をしていた? 共同演習「カマンダグ2」とは

 水陸機動団が参加した共同演習「カマンダグ2」とは、もともと2017年にアメリカとフィリピンの二国間演習としてスタートした年次(1年ごとの)演習で、今回で2回目の実施となります。訓練内容は「対テロ作戦」と「人道支援・災害救援」というふたつの種類に分かれていて、それぞれの目標を達成するために実弾射撃や都市部における戦闘訓練、負傷者の搬送や治療といった訓練が行われます。

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浜辺で負傷者を搬送する水陸機動団の隊員(画像:アメリカ海兵隊)。

 今回、水陸機動団が参加したのは後者の「人道支援・災害救援」に関する訓練で、10月6日にはアメリカ海軍の揚陸艦「アシュランド」からAAVを発進させて浜辺に上陸し、負傷者を搬送する訓練を実施しました。これは、すでに述べたように水陸機動団が災害時における活躍も期待されていることを考えれば、非常に重要な訓練内容だったといえるでしょう。

 ちなみに、今回水陸機動団はAAVをアメリカ海軍の揚陸艦「アシュランド」に搭載して訓練を実施しましたが、陸上自衛隊のAAVがアメリカ海軍の艦艇に搭載され、かつ運用されたのは初めてのことです。

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コメント

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2件のコメント

  1. 大変申し訳ないのですが、必要ない記事なので受信したくないのですが…

  2. 国防だけでなく防災にも必要な装備ですね。

    しかしながら人道目的の訓練だから中国を刺激しないと断言するのは甘いと思います。

    抑止力とは、そういう代物です。