船のスクリューやめます 日本郵船が2050年の船のコンセプト発表、どう動かす?

積み上げてきたものをもう一歩前へ

 今回の自動車専用船をイメージした「NYK Super Eco Ship 2050」コンセプトは、日本郵船が2009(平成21)年に発表した「NYK Super Eco Ship 2030」コンセプトシップを、技術の進展などを考慮し、見直し、「積み上げてきたものをもう一歩前進させる」(日本郵船 北山智雄 経営委員)ものです。

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会見に臨んだ日本郵船の北山智雄 経営委員(写真右)とMTIの米沢挙志 船舶イノベーションチーム チーム長(2018年11月14日、乗りものニュース編集部撮影)。

「2030」では太陽光発電パネルや風力、燃料電池などを活用し、2009年当時の水準からCO2排出を69%削減、これを推し進め2050年にゼロエミッションを目指すとしていましたが、「見直し」のひとつとして、「2050」コンセプトでは風力の利用をうたっていません。

「(風力利用について)日本郵船としてはエネルギー効率が低いことや、投資回収期間が長くなることが見込まれることから、技術的、経済的合理性が低いと考えており、今後の技術要素としての重要性は低いと考えております」(MTI船舶イノベーションチーム 米沢挙志チーム長)

 また前回の発表から10年近く経過するあいだに、2015年には気候変動抑制をうたう「パリ協定」が締結されるなど、研究開発を進めるなかで、そうした世界の潮流によるより一層の後押しもあったといいます。

「脱炭素化は全人類の目標であり、企業活動に対する社会の要請でもあります」(日本郵船 北山智雄経営委員)

 なお、今回発表された「NYK Super Eco Ship 2050」はあくまで「要素技術を実現していくコンセプト」ですが、もし実際に建造するとなると、100億円程度にはなるだろうとのことです。

【了】

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コメント

9件のコメント

  1. 船の動力として最も効率が良いのは櫓だと聞いたことがある。
    うんと大型化した櫓ということなのか。

  2. リンクのタイトルが間違っています………

  3. まだまだ船体の大きさに比べて、ヒレが小さいね。
    やりたいことは多分、90°横向けのドルフィンキックだと思うが、既存の回転式エンジンと相性が悪いでしょうね。だから比較的小さいヒレで理想より速く動かすんじゃないかな?
    油圧か水圧で大きなヒレをゆっくり動かす方が効率はいいと思うが、動力源とヒレの構造のアイデアは熟しきっていない。キャビテーションの泡が発生しないように動かすのがミソか。
    まぁ最初の設計は実験的なもので、実験データが溜まったら変わっていくのでしょう。
    もっとも、陸海空比較したらどうしても船は大きな抵抗を受けて進むから、燃費はさほど良くなるわけもないが・・・。

  4. これではプロペラより深い港が要りますね。
    さらにヒレを保護するガードも付くでしょうし。
    ぎっこんばったん進むより、マスカーと組み合わせるなら
    電磁推進の方が良いと思うのですが。

  5. 輸送船の未来は「潜水艦様式?」アザラシ・ペンギン等陸上生物なのにその活動する場は水中。
    足?のないヒレ状の前ヒレ後ヒレで猛烈なスピードで海中を泳ぎ獲物を得る。
    ペンギンのヨチヨチ歩きも水中では予想もできない速さだ。
    肺呼吸生物でありながら長い間潜っていられる、想像以上の秘密がある様に思う。

  6. 3年前の情報を一語一句丸パクリするんじゃない!

  7. イメージが、どうしても空母に見えるw
    現行のアイランド型空母ではなく、艦首に操舵室等を置いていた頃の鳳翔をイメージさせる。
    まあ、有事の際には接収して空母になるんだろうね。
    郵船を接収して空母に改装して運用した龍驤みたいにね。その時は名前はやっぱり「りゅうじょう」かな?なんてw

  8. 有事の際はタンカーを空母に改装?
    無理無理。日本じゃ、そう言う議論になる前に戦争が終わると思うよ。
    その上に改装とかには設計図とかいるでしょ。それにどんな航空機を載せるのか
    載せるのに適当な機体もないのに空母はどうかな・・・そもそもパイロットの養成にも
    時間は掛かる。

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