変わる「チェーン規制」の定義、冬タイヤのみはNGへ 国交省、冬道のルールより明確化

大型車の立ち往生頻発を受けて導入 規制の対象は?

 今回、「チェーン必須のチェーン規制」制度化を検討するに至った理由は、近年、大雪の際に国道などで多数の立ち往生車両が発生し、通行止めが長期にわたることが多くなっているためです。

 2018年2月に北陸地方を襲った豪雪では、国道8号の福井・石川県境部を中心に、最大約46kmにわたりおよそ1500台の車両が滞留する事態が発生。大型車の脱輪をきっかけとしたこの大規模な車両滞留は、解消までに2日と17時間を要しています。

 国土交通省によると、近年における立ち往生車両の6割は大型車で、冬タイヤを装着していても、特に勾配が5%を超える区間では立ち往生が多く発生しているそうです。こうした事態を受け、国土交通省および有識者からなる冬期道路交通確保対策検討委員会が、「チェーン必須のチェーン規制」を制度化する方針を打ち出しました。対象は大型車だけでなく、全車種に及びます。

【了】

この記事の画像をもっと見る(2枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

2件のコメント

  1. チェーン義務化の、前にスタッドレスタイヤ装着時の運転方法を周知するべき。
    スキー場や山へ行ったことがないと思われる方が降雪時に街中の上り坂の途中で完全停止、その後登れなくなるのを幾度となく、見るので周知等が先じゃない?と、感じました

  2. 役人の手抜き法律を棚に上げ、運転手のみに責任を追わせる生類憐れみの令に匹敵する悪法を作って、
    積雪地帯在住の人鑑みない法律。
    冬期間中は、全車スタッドレスタイヤしか走行できない法律にすべき。
    (オールシーズン不可)
    その上でのタイヤチェーン装着規制でしょう。
    間違った法律を作り、間違った運用をすれば、運転手は良い迷惑。