近い将来の国防を占う「国際航空宇宙展2018」 2年繰り上げ開催の理由と注目の出展
世界有数のメーカーが出展
前にも述べたように「国際航空宇宙展2018東京」の開催は、海外企業からの要望によるところが大きく、2016年に開催された前回は19%だった展示スペースに占める海外企業の比率が、今回は39%にまで増加しており、海外の主要な航空宇宙メーカーのほとんどが出展します。
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航空自衛隊にF-35A戦闘機が採用され、またF-2戦闘機の後継機にも意欲を見せているロッキード・マーチンからは、F-35の実大モックアップなどの出展が予定されています。このモックアップは2016年の前回にも出展され、来場者の人気を集めていました。
エアバスは、最新鋭旅客機「A350」用新型客室「Airspace」の一部を再現した実大モックアップを出展するほか、同社のヘリコプター部門であるエアバス・ヘリコプターズは、既存の多用途ヘリコプターに装着することで、戦闘ヘリコプターに匹敵する戦闘能力を与える武装キット「H Force」を、VR(バーチャル・リアリティー)を使用して紹介する展示を予定しています。
2018年5月に長崎県の壱岐空港で無人航空機「ガーディアン」のデモフライトを行なった、アメリカのジェネラル・アトミクス・アエロノーティカル・システムズは、次世代型無人航空機の制御装置のシミュレーターを出展。またボーイングも最新鋭旅客機「787」のシミュレーターの出展を予定しています。
さらにイギリスのBAEシステムズ、イタリアのレオナルド、アメリカのレイセオンとベル、フランスのタレス、イスラエルのIAI(Israel Aerospace Industry)、ヨーロッパ各国が共同で設立した防衛装備品メーカーのMBDAなど、海外の主要な見本市の常連となっている企業が出展を予定しているほか、イギリス、チェコ、カナダ、アメリカが自国企業とその製品を紹介するパビリオンの出展も予定されています。
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