年末年始の指定券、確保するポイント 満席でも諦めない座席ゲットのコツ

もう満席! まだある指定券の入手方法

 このほか、毎日運転されている定期列車よりは、特定の日に限り運転される臨時列車のほうが、指定席を確保しやすいといえるでしょう。ただ、東京~大垣間の夜行快速「ムーンライトながら」のように、通常は定期列車が運行されていない区間や時間帯を走る臨時列車は指定券の入手が難しくなります。観光客向けの特別な車両を使っている臨時列車も、その列車に乗ること自体が目的の客が多く、注意が必要です。

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臨時列車を狙うのも手だが、写真のような観光客向けの特別な車両を使った臨時列車は指定券の入手が難しい場合もある(2018年5月、草町義和撮影)。

 もっとも、すいていそうな列車を選んで早めに買うのがいいことは分かっていても、帰省のスケジュールが固まらず、事前受付どころか発売が始まってもきっぷを買うことができないこともあるでしょう。ようやくスケジュールのめどが立ったときには、全ての列車が満席になっているかもしれません。

 とはいえ、完全に諦める必要はありません。まず考えられるのは、キャンセルで空いた席を狙うことです。

 JRの指定券でキャンセル席を狙う場合、基本的には出発の直前まで、キャンセルが出ていないかどうか、駅の窓口やネットの予約サイトで随時確認する必要があります。ただ、人気の高い列車になると、キャンセルが出て数十秒~数分後には再び満席になることもしばしば。かといって数十秒おきや数分おきに駅の窓口を訪ねたり予約サイトにアクセスしたりするのは、現実的ではありません。

 そこで、キャンセルが集中しやすい時期にキャンセルが出ていないかどうか確認するのがいいでしょう。一般的には、列車が出発する日の2日前にキャンセルが集中します。指定券の払戻手数料は2日前までなら330円ですが、前日になると料金の30%に跳ね上がるため、そうなる前に払い戻す人が増えるのです。

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コメント

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3件のコメント

  1. 記事を見る限り、速達便じゃなくて「こだま号」を使用するのが妥当のような気がする。

  2. 在来線であっても特急列車は特急料金に座席の対価が含まれていますので、途中で席を移動しても同一料金ですよ。快速や(今はなくなりましたが)急行は席を移動すると高くなりますが。

  3. 倍率の高いサンライズ出雲の中でも数少ないシングルデラックスが、昼間にみどりの窓口ですんなり取れたのも、もしかすると記事にされていた旅行代理店などの返却だったのかなと思い、「なるほど〜、そういうことだったのか?」と思いました。