副社長が語るF-2後継問題 ボーイングが描く未来の「日本の空」

ボーイングは2018年の「国際航空宇宙展」にて、改修F-15や新型練習機など、未来の日本の防空を左右するかもしれない、いくつかの出展をしました。またF-2後継機問題に関し副社長が発言、やる気と自信を覗かせています。

旅客機だけじゃないボーイングの、いくつかの提案

 2018年11月28日(水)から30日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで「国際航空宇宙展2018東京」が開催されました。

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ボーイングのブースに展示された能力向上型F-15の大型模型(竹内 修撮影)。

「国際航空宇宙展」は、航空宇宙工業に関わる企業などによる民間公益団体「日本航空宇宙工業会」が1966(昭和41)年から開催している、航空宇宙産業の総合展示会です。今回の同展は、日本でのビジネス拡大を図る海外企業と、航空宇宙産業への参入を希望している国内の中小企業の要望を受けて開催されたもので、アメリカ航空宇宙産業の巨人であり、日本の航空宇宙産業との結びつきも深いボーイングも、大きな展示スペースを設けて、同社の製品に関する展示を行ないました。

 ボーイングと言えば、大量航空輸送時代を切り開いた、「ジャンボ」の愛称でお馴染みの747や、日本が機体製造の35%を分担している787といった旅客機が連想されるかもしれません。同社は今回の「国際航空宇宙展」でも、2019年に飛行試験を実施し、2020年に引き渡しの開始が予定されている新型旅客機777Xなどの模型や787シミュレーターの展示を行なっていますが、同時にF-15「イーグル」戦闘機の最新仕様や、航空自衛隊も導入する空中給油/輸送機KC-46A、2018年10月にアメリカ空軍の次期練習機として採用が決定した、T-Xなどの模型も展示されました。

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能力向上型F-15の大型模型には18発の「AMRAAM」空対空ミサイルが搭載されていた(竹内 修撮影)。
AH-64戦闘ヘリコプターの最新型、AH-64E「ガーディアン」の大型模型(竹内 修撮影)。
767旅客機をベースに開発されたKC-46A空中輸送機の大型模型。航空自衛隊も3機の導入を決定している(竹内 修撮影)。

 ボーイングは第二次世界大戦後、KC-135空中給油機といった、旅客機をベースとする軍用機を開発する一方で、陸上自衛隊と航空自衛隊が運用しているCH-47輸送機を開発したヘリコプターメーカーのヴァートル、B-1爆撃機を開発したロックウェル・インターナショナルの航空宇宙部門、F-15戦闘機や陸上自衛隊も運用するAH-64「アパッチ」戦闘ヘリコプターを開発したマクドネル・ダグラスといった、大手防衛企業を次々と買収してきました。この結果、現在のボーイングは、民間航空機部門と防衛 宇宙 セキュリティ部門を経営の二本柱とする企業となっています。

テーマ特集「【ミリタリー】国産戦闘機F-2、いま直面する後継機問題」へ

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