海にも出る陸自、攻撃ヘリに求めるものは? ベル社AH-1Z、次期ヘリ選定に自信アリ

退役が迫る陸自AH-1S「コブラ」対戦車ヘリの後継機選定に関し、候補のひとつと目されるAH-1Z「ヴァイパー」について、メーカーであるベル社が自信をのぞかせています。

陸自次期戦闘ヘリ選定でAH-1Zが有利なワケ

 このAH-1Z、陸上自衛隊の将来に深く関わってくるかもしれません。というのも現在、陸上自衛隊は、老朽化したAH-1S「コブラ」攻撃ヘリ(陸自では「対戦車ヘリコプター」と呼称)を更新するために、新たな戦闘ヘリコプターの導入を模索しているのですが、その有力候補のひとつが、まさにこのAH-1Zなのです。

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「国際航空宇宙展2018東京」におけるベル・ヘリコプターのブースに出展された、AH-1Zの大型模型(2018年11月30日、稲葉義泰撮影)。

「国際航空宇宙展2018東京」の会場で話を聞いたベル社の担当者によれば、AH-1Zが誇るふたつの特徴が、陸上自衛隊の次期戦闘ヘリ選定において同機の有利な点といいます。

 まずひとつは、艦艇での運用能力です。現在、陸上自衛隊は島しょ防衛を喫緊の課題としていて、そのための専門部隊である「水陸機動団」も2018年に編成されました。ベル社の担当者はこの状況を踏まえて、「島しょ防衛においては、沖縄本島などから島しょ部へ向かうにせよ、その移動距離が問題となります。つまり島しょ防衛においては、戦闘ヘリを海上自衛隊の艦艇に載せて運用することが大前提となります」と説明します。そこで注目すべき点が、AH-1Zの艦艇における運用能力です。

 そもそも同機は上述のように、アメリカ海兵隊で運用されていた攻撃ヘリを置き換えるために開発された機体です。そのため、海兵隊が世界中に展開するために必要不可欠な存在である強襲揚陸艦(敵地への上陸作戦などを実施するための母艦となる、空母のような全通甲板をもつ艦艇)での運用能力が当然に付与されています。たとえば、強襲揚陸艦の狭い艦内スペースを最大限活用できるよう、ローターには折り畳み機構が備わっており、さらに洋上での運用という観点から欠かせない、潮風などによる塩害への対策として、機体への腐食防止コーティングや、部品の接続部分などに対する徹底した密閉措置が施されています。

 このような能力や仕様は現在、陸上自衛隊が運用しているAH-1SやAH-64D「アパッチ・ロングボウ」といったヘリコプターにはなく、ベル社の担当者は「艦艇での運用能力ならば、他機種よりも一日どころか百日の長があります」と説明し、自信をのぞかせました。

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コメント

2件のコメント

  1. 陸自がアパッチ採用決定した際に、ある掲示板で今更と疑問を呈したらバッシングされた。

    結果的に少数で採用中止。

    以降、ヘルファイヤさえ搭載出来ないシングルエンジンのお爺ちゃんが主力状態。

    少しだけ時期をずらしてAH-1Zを選定するべきでしたね。

    いつから防衛省の選定が下手くそになったのか。

    +査定の無い役人体質の弊害はこの先も変わらないのか?

    現場の隊員の苦労が軽減する日は来るのかね?

  2. 購入の時も、1Z は候補に挙がったみたいですけど、結局、陸軍と陸自の関係が重視されて

    64D になったんですよね。

    1Z になった場合は、海兵隊からノウハウ吸収する事になるけど、その辺の繋がりは大丈夫

    なのかな?? (西普連が海兵隊化を目指してるけど)

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