新幹線は「こだま」がおもしろい! 各停タイプならではの楽しみや利点とは(写真13枚)

停車時間に駅弁を選ぶ楽しみがある

「こだま」タイプの魅力、ふたつ目は、多くの駅で長時間停車することです。これが最大の魅力といっても過言ではありません。「こだま」タイプは、「のぞみ」や「みずほ」などの速達タイプに追い抜かれるため、多くの駅で長時間停車します。この停車時間を利用して、ホームを散策したり、売店で駅弁や飲み物を買ったりできるのです。

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プラスチック製のおろし金が付いている三島駅の駅弁「港あじ鮨」(2016年1月、栗原 景撮影)。

 国鉄時代、まだ複線区間が珍しかったころには、多くの列車が行き違いなどのため主要駅で長時間停車しました。ホームには駅弁の立ち売りが出て、乗客は買い物を楽しんだり、柔軟体操をしたりして気分を変えたものです。しかし複線区間が増えて長時間停車が減ったいまは、そんなことができる列車は珍しくなりました。「こだま」タイプの列車には、その楽しみが残っています。

 東海道新幹線の場合、基本的に「こだま」は小田原、三島、新富士、静岡(名古屋発着便のみ)、浜松、豊橋、三河安城の各駅で3~6分停車します。伊豆天城産の茎わさびを自らすり下ろして食べられる三島駅(静岡県三島市)の「港あじ鮨」(1000円)や、三ヶ日牛とうなぎを一度に味わえる浜松駅の「三ヶ日牛ごぼうしぐれ&プチうなぎ弁当」(1240円)など、各駅でその土地ならではの駅弁を購入できるのです。グループ旅行なら、5分停車するごとにひとつずつ駅弁を買い求め、一斉に包みを開いて食べ比べてみてはいかがでしょう。目玉になっている魚が1匹しか入っていないこともありますが、そこは譲り合いで解決します。

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コメント

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5件のコメント

  1. 相変わらず利用者からのこだまは返ってこない会社だけど

    • 山田くん、工場長さんに二枚持ってきて!!

  2. 東海道区間でこだま指定席が混雑するのはEX予約云々ではなく単に普通車指定席が3両しかない(しかもうち1両は先頭車)からでは?
    ただでさえ少ない設定席数でぷらっとこだまなどの旅行商品にも割り当てるから混むのは当然かと。

    • そういえば、なぜ16号車は指定席に変更されたのだろう?

  3. ぷらっとこだまは改札口が指定されているので、チョイとばかし不便。