東海道本線の寝台急行「銀河」どんな列車だった? JR西日本で夜行列車として「復活」

低価格の夜行バスやホテルが追い打ち

 その後の「銀河」も、寝台特急の余った車両でサービスの改善を図るようになりました。1985(昭和60)年3月には、20系より新しい14系客車を導入。B寝台の幅は52cmから18cm拡大して70cmになりました。続いて1986(昭和61)年11月には24系25形客車に置き換えられ、それまで3段式だったB寝台が2段式に。寝台の天井が高くなりました。

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「ウエストエクスプレス銀河」のイメージ(画像:JR西日本)。

 国鉄が分割民営化されてJRが発足した1987(昭和62)年4月時点では、「銀河」の所要時間は東京~大阪間で9時間弱。下りは東京駅を22時45分に発車し、大阪駅には翌朝の7時43分の到着でした。東京駅で東海道新幹線の新大阪行き最終列車に乗り遅れても、「銀河」を使えば翌朝の新大阪行き始発列車より早く大阪に到着できるという、便利なダイヤだったといえます。

 しかし、東海道新幹線のさらなる高速化や、低価格の夜行バス、ビジネスホテルの普及などにより、「銀河」の利用者は徐々に減少。2008(平成20)年3月に廃止されました。そのような列車の愛称が12年の歳月を経て、低価格を武器にした夜行列車として復活することになるわけです。

 もっとも、「ウエストエクスプレス銀河」の運行区間は、京阪神~山陰、山陽方面の予定。愛称も「西日本エリアを宇宙に、各地の魅力的な地域を星になぞらえ、それらの地域を結ぶ列車」(JR西日本)という意味が込められているといい、直接的には東京と関西を結んでいた「銀河」にちなんでいるわけではありません。

 ちなみに、JR東日本の釜石線(岩手県)では、2014(平成26)年から「SL銀河」というSL列車が運転されています。こちらは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が由来です。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. 117系自体はJR東海も運行してたし、同じシステムを使う185系はまだJR東日本で使われてるからATS整備すれば臨時の臨時で東京まで乗り入れることは出来る、のかな?山陰だと伯備線経由出雲市(及び境線後藤)まで、山陽だと下関までだしなぁ。

  2. 臨時の銀河は全て客席でEF58が牽引した列車もありました。
    何れも京都に早朝に着くので観光、仕事で利用してました。
    寝台のほうは仕事でも自腹でした、しかし銀河の名を次期長距離列車に継承させるにしても改造する車種が古すぎますよね

  3. おそらく数年でやめてしまうだろう。
    種車が古すぎる。
    電気を食い過ぎる

  4. ヨーロッパでは当たり前の、カーテンのない寝台(クシェット)が日本で受け入れられるか、
    所要時間はかかっても列車での移動の楽しさを演出できるか、に成否がかかってるように思います。
    フリースペースに紙コップの飲料自販機(コーヒーは複数選べるのが良い)があると良いでしょう。
    個人的には東京発の新世代の「サンライズエクスプレス」を東北・北海道方面に週末1往復設けて
    固定ファンを育てていって欲しいですが。