北朝鮮の瀬取りのみならず 日本周辺に各国軍集結のワケ イギリス、フランス…

北朝鮮の瀬取り監視には数か国が艦艇や哨戒機を派遣していますが、どういった国々が顔を揃えているのでしょうか。各国の思惑としては、やはり中国へのけん制も見据えていると考えられます。

日本を拠点に各国軍が集結、どんな面々?

 2019年3月現在、日本周辺には前述したイギリス海軍の「モントローズ」に加え、フランス海軍の哨戒機「ファルコン200」が、瀬取り監視を目的に展開しています。

 前者の「モントローズ」は3月8日(金)に日本へ到着し、翌9日(土)と10日(日)には晴海ふ頭で一般公開も行われました。「モントローズ」はヘリコプターも搭載しているため、瀬取り監視には非常に有効といえます。

 一方、後者の「ファルコン200」は、もともと南太平洋にあるフランス領ニューカレドニアに展開している部隊の機体で、3月13日(水)に沖縄県のアメリカ軍嘉手納基地へ到着しました。この「ファルコン200」のベースはビジネスジェット機で、全長は約17mと、同じ哨戒機とはいえ海上自衛隊のP-3C(全長35.6m)やP-1(全長38m)などに比べ非常にコンパクトです。

 さらに、フランス海軍は2019年の春ごろにも、「ファルコン200」と同様、ニューカレドニアに配備されているフリゲート艦「ヴァンデミエール」を日本に派遣し、瀬取り監視の任務に就かせることをすでに発表しています。

Large 20190323 01 Large 20190323 02 Large 20190323 03
     
イギリス海軍のフリゲート艦「モントローズ」(2019年3月9日、稲葉義泰撮影)。
フランス海軍の「ファルコン200」(画像:フランス海軍)。
写真左がフランス海軍のフリゲート艦「ヴァンデミエール」(画像:アメリカ海軍)。

 そのほか、2018年にはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドも嘉手納基地に哨戒機を派遣して瀬取り監視を実施しており、特にカナダはフリゲート艦「カルガリー」を派遣して洋上からも監視しました。

 また、日本周辺海域では海上自衛隊とアメリカ海軍の艦艇や航空機が日常的にパトロールを行っているため、これらも瀬取り監視活動を並行して実施しているといえるでしょう。

 このように近年、北朝鮮の瀬取り監視などを背景とし、各国の軍が日本の周辺で活動を活発化させているのですが、あわせて、北朝鮮の動向だけにとらわれないような幅広い範囲で、各国が日本やアメリカと連携を強めつつあります。

この記事の画像をもっと見る(6枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス