車内販売終了でどうなる? 北海道の名駅弁「かにめし」、原型は「丸ごとゆでガニ」!?

JR北海道エリアの新幹線、特急列車で車内販売が終了。札幌~函館間を走る特急の名物だった長万部の駅弁「かにめし」の積み込みも、幕を下ろしました。歴史を重ねた人気駅弁、その原型は、弁当としてはかなり大胆なものでした。

今後はどうなる? 「かにめしの街」長万部

 時は流れ、SLはディーゼルカーへと変化。長万部駅に長く停車する列車もなくなり、函館本線の長万部~小樽間(通称「山線」)は普通列車のみが走る “ローカル線”になりました。「かにめし」はホームでの立ち売りから、JR北海道客室乗務員センターに委託し、特急列車に積み込んで販売するスタイルへと変わりましたが、前出のとおり、その取り扱いも2019年2月をもって終了。駅や鉄道施設における「かにめし」の販売は、終わりを告げたのです。

 しかし、「かにめし」自体がなくなってしまうわけではありません。駅前の「かなや」本店では従来通り「かにめし」や、隠れた名品「鮭めし」「蝦夷めし」などを販売。本店に隣接する直営の「カネカツ食堂かなや」や、国道5号沿いの「ドライブインかなや」では、「かにめし」以外にも「かにめしセット」や「かにカレー」などもラインアップしています。

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長万部駅。今後、北海道新幹線の停車駅にもなる(中島洋平撮影)。

 また、「かなや」はいったん取得した「かにめし」の商標を解放したため、長万部町内には「かなや」以外にも数多くの「かにめし」が存在。まさに長万部は「かにめしの街」なのです。「かなや」は近年、札幌へも出店しているほか、道内各所でひんぱんに出張販売を行っていることもあり、昔より「かにめし」を買い求めやすくなっているのは確かでしょう。

 ちなみに「かなや」は2017年、かつて快速「海峡」で使用されていた客車の座席を譲り受け、本店横の休憩所を列車風に改造。本店で購入した「かにめし」をここで食べることもできます。

【了】

※記事制作協力:風来堂、oleolesaggy

【画像】カニの身ぎっしり! 元祖「かにめし」

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