自衛隊唯一の海外拠点はどんな場所? ジブチ派遣経験者に聞く現地の様子やその暮らし

東アフリカの海賊に対処する自衛隊の活動は広く知られますが、その拠点であるジブチについてはどうでしょうか。哨戒機パイロットとして派遣された海自隊員に、現地の様子や生活などについて聞きました。

一番の楽しみは「家族との会話」

 小笠原1尉はジブチ拠点での生活について、「休日は基地の外に出て、ピザ屋さんであるとか、そういうところに行ったりもしましたが、拠点内では日本食も食べられましたし、暑い以外は基本的にそんなに不便はありませんでした」と述べつつも、やはり一番の楽しみは「家族との会話」であったそうです。

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ジブチ活動拠点へ向けて那覇基地を出発する、第14次派遣海賊対処行動航空隊のP-3Cと、見送る隊員の家族たち(画像:海上自衛隊)。

「2009(平成21)年に結婚し、長女が4歳で妻がちょうどふたり目の子どもを身籠ったところでの派遣でしたから、家族と離れることが私のなかで一番大きな心残りでした。現地でも、やはり家族に電話することが何よりの楽しみでした。厚生施設内には固定電話やテレビ電話が用意されており、Wi-Fiもありましたから、Skype(ビデオ通話アプリ)などで自由に連絡することができました」(小笠原1尉)

 2014年2月14日、小笠原1尉が参加した第14次派遣海賊対処行動航空隊は、任務を終え日本へ帰国しました。

「無事に任務を終え帰国した際には、国民の負託に応えることができたという達成感がありました。家族の顔を見たときは、嬉しくてそれまでの疲れは一気に飛んでいきましたね」(小笠原1尉)

 日本は経済大国であると同時に、国際的に信用度の高い国です。それゆえに世界各国の日本に対する期待もまた非常に大きく、今後も自衛隊の海外派遣は重要な任務であり続けることは間違いありません。かつては世論を二分し議論されたものですが、内閣府が行った2018年度の調査では、自衛隊の海外派遣について87.3%が「評価する」と回答するなど、近年は国民の支持も大きく高まりつつあります。これも家族と離れ国際平和に貢献する、小笠原1尉をはじめ多くの自衛官の活動が認知された結果だと言えるのではないでしょうか。

【了】

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