平成から「令和」へ 鉄道が改元で対応すること 「昭和最後の日」は昭和駅に客が殺到

新元号が「令和」と発表されました。前回の改元時、昭和から平成に切り替わる際は、徹夜で券売機の作業などが行われ、「新しい時代」のきっぷを求める人の列もできたといいます。

前回の改元時は徹夜で対応

 日本政府は2019年4月1日(月)、新しい元号を「令和(れいわ)」にすると発表しました。5月1日(水・祝)に元号が現在の「平成」から「令和」に変わる予定です。

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現在の元号と同名の平成駅。JR九州の豊肥本線にある(2018年3月、草町義和撮影)。

 前回の改元、つまり元号が「昭和」から「平成」に切り替わった1989年1月7日深夜から翌1月8日未明にかけ、鉄道各社は自動券売機の日付を変えるための作業に追われました。

 JRグループ旅客6社は、指定席の予約システム(マルス)や駅の自動券売機の改修作業を1月7日夜から開始。JR東日本の東京駅では、9人の係員が手分けして87台の券売機の部品を交換しました(1989年1月8日付け朝日新聞東京朝刊)。

 JR東海の静岡支社内にある駅の自動券売機は、1989(昭和64)年1月7日時点で合計215台。14チーム(1チームは2人)の作業員が各駅を回り、システムの日付変更作業を行ったといいます(1989年1月9日付け静岡新聞朝刊)。

 これにより、きっぷの日付は「64・1・7」から、翌日は「1・1・8」に。東京駅では大勢の人が自動券売機の前に列を作り、「新しい時代」のきっぷを買い求めたといいます(1989年1月8日付け読売新聞東京朝刊)。

 その後、時代が下って2018年、JR旅客6社はきっぷのルールを改正。きっぷの発行日付を西暦でも表示できるようにし、西暦表示のきっぷが発売されるようになりました。ほかの鉄道会社のきっぷも西暦への変更が進んでおり、改元にあわせて日付表示の方法を切り替える鉄道会社は少ないとみられます。

 一方、「昭和最後の日」となった1989(昭和64)年1月7日、JR鶴見線の昭和駅(川崎市川崎区)を大勢の人が訪れました。

 同駅は東京湾岸の工場地帯にある無人駅ですが、自動券売機は設置されており、券面に「昭和」の2文字と昭和最後の日付が記されたきっぷを買おうと、一時は150人ほどが券売機の前に並んだといいます(1989年1月9日付け朝日新聞東京地方版/神奈川)。

 ちなみに、JR豊肥本線の平成駅(熊本市)は1992(平成4)年の開業で、前回の改元時には存在しませんでした。「平成最後の日」となる2019年4月30日(火・休)には、「平成」という時代を見送る人々が平成駅を訪れることになるのでしょうか。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. どっかに昭和55年5月5日の昭和駅の切符セットがあったはずだが……

  2. 令和が終われば、高輪ゲートウェイ駅に人が殺到するっていうね

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