なぜ島に駐屯地を作るの? 奄美、宮古、石垣…進む陸自の南西諸島配備 その現状と意義

南西諸島に陸上自衛隊を配備する意義とは

 有事が発生した場合には、こうした平素から島々に配備される部隊に加えて、日本各地から増援部隊が派遣され島の防衛にあたります。特に、長崎県の相浦駐屯地を拠点とする「日本版海兵隊」こと水陸機動団や、戦車より軽量な機動戦闘車などを配備することで、部隊の身軽さを向上させた各即応機動連隊は、おそらくそのほかの部隊に先駆けて現地に到着するでしょう。

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中距離多目的誘導弾はヘリ輸送も容易で、島しょ防衛には欠かせない(画像:陸上自衛隊)。
南西諸島に配備されると目される12式地対艦ミサイル(画像:陸上自衛隊)。
日米共同訓練「アイアンフィスト2019」に参加する水陸機動団(画像:アメリカ海兵隊)。

 それでは、このように南西諸島への部隊配備を行う意義とはいったい何でしょうか。それは、相手側が行動を起こした際の「コスト」を吊り上げることによる、抑止力の向上です。

 たとえば、自衛隊が一切配備されていない島を敵が占領しようと考えた場合、そのために必要な兵力の規模は少なくて済みます。しかし、自衛隊が配備されている島を占領しようと考えた場合には、当然ながらより多くの物資を準備し、装甲車両などの重たい装備や大量の兵力を動員する必要があり、またそれを運ぶための輸送機や輸送艦も用意しなければなりません。つまり、自衛隊が配備されていない島を占領する場合と比較して、準備と実施にかかる負担が非常に大きくなるわけです。また自衛隊は、いざとなれば日本各地から事前あるいは事後に増援部隊を派遣する態勢を整えつつあり、そうした部隊の存在も考えれば、相手方が準備しなければならない兵力や物資の量、そしてそれらを輸送するための負担は余計に吊り上げられるのです。

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コメント

1件のコメント

  1. 市民の通報で、説明が足りなかったと、宮古島の弾薬を撤去してしまう・・・

    侵攻前に、日本国内の市民を煽動して通報させれば、コストをかけずに戦力を落とせるって事で、大丈夫なのかな日本の防衛。