JR北海道、10月に値上げへ 初乗り運賃は200円、特急料金は増税分のみ反映

JR北海道が、消費税率アップと同時に運賃・料金を値上げします。改定率は、普通運賃が平均15.7%、定期運賃が平均22.4%。これにより、年間およそ40億円の増収を図ります。

新千歳空港駅の加算運賃は引き下げへ

 JR北海道は2019年5月10日(金)、消費税率10%への改定が予定されている10月1日(火)に運賃を引き上げる認可申請を国土交通省に同日行ったと発表しました。

 普通運賃の改定率は平均15.7%(消費税抜きで13.6%)です。100kmまでは、距離と運賃がほぼ比例する賃率(対キロ制)ではなく、距離の区分ごとに運賃を定める「対キロ区間制」を導入します。101~200kmは賃率を1.1倍程度引き上げ。201km以上は賃率を据え置きます。

 これにより、初乗りは30円アップし200円に。札幌~小樽間は750円(現行から+110円)、札幌~旭川間は2860円(+370円)、札幌~釧路間は6820円(+560円)、札幌~函館間は6270円(+550円)にそれぞれ改定されます。

 定期運賃は、割引率は据え置かれますが、普通旅客運賃が高くなるため、平均22.4%(消費税抜きで20.1%)引き上げられます。

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札幌~新千歳空港間を結ぶ快速「エアポート」(2017年10月、草町義和撮影)。

 千歳線の南千歳~新千歳空港間は、設備投資費に充当するため、1992(平成4)年7月の開業時から140円の加算運賃が設定されていますが、回収が順調に進んでいるといいます(2017年度末時点で回収率85.3%)。そのため、今回の運賃改定が認可された場合、JR北海道は加算運賃を20円に引き下げる方針です。現在、新千歳空港~札幌間の運賃は1070円(うち加算運賃140円)ですが、改定後は1150円(同20円)になります。

 特急列車や指定席などを利用する際に必要な料金については、増収を目的とした値上げはされず、消費税引き上げ分のみが転嫁されます。指定席特急料金は、札幌~旭川、東室蘭間が2360円(現行から+40円)、札幌~釧路、網走、稚内、函館間が3170円(+60円)などです。

 JR北海道は、2018年度の連結決算で経常損益が過去最大となる111億円の赤字となるなど、厳しい経営が続いています。今回の改定は、同社の経営努力を前提としつつ、今後も安全確保の経費を確保しながら輸送サービスの向上と鉄道路線の維持を図るために申請するとしています。改定により、JR北海道は年間およそ40億円の増収を見込んでいます。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. その40億円、絶対ムダ使いしそうな気がするのだが・・・。

    それから新幹線は、札幌に延伸したらJR東日本に譲渡して経営を委ねること。

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