イスラエル最強の盾「アイアンドーム」が日本に来た!? 米海兵隊が鉄壁の迎撃システムを太平洋に展開させる切実な理由
高まる脅威のなかで、アメリカ海兵隊は「アイアンドーム」をベースとする新型防空ミサイルを西太平洋の前方展開部隊に正式配備しました。
海兵隊にとって1997年以来の中距離防空ミサイル
沖縄に司令部を置くアメリカ海兵隊第III海兵遠征軍は2026年6月28日、同軍に中距離地対空ミサイル「MRIC(Medium Range Intercept Capability、中距離迎撃能力)」が配備されたことを発表しました。
海兵隊の前方展開部隊である第III海兵遠征軍は日本やグアムに拠点を置いています。MRICの具体的な配備先や位置については明言されていませんが、現在実施されている日米共同訓練「ヴァリアント・シールド」において、グアムに展開していることが明らかになっています。
アメリカ海兵隊の中距離防空装備は、1997年に旧式のMIM-23「ホーク」を退役させて以降、失われていました。しかし近年、先進的なミサイル戦力を有する中国の脅威や、長距離攻撃型ドローンの普及にともない、能力の再建に取り組んでいます。
MRICはイスラエルの防空システム「アイアンドーム」をベースとしていることで知られています。アイアンドームで使用される迎撃ミサイル「タミル」を国産化した「スカイハンター」を中心に、アメリカ製のAN/TPS-80多機能レーダーや指揮統制システムと組み合わせたものです。
射程は4~70kmとされており、短-中距離域において巡航ミサイルやロケット弾、一部のドローンへの迎撃能力を有しています。最大20発を搭載可能なランチャーを大型トレーラーに積載し、一定の機動性を発揮できます。
第III海兵遠征軍は、MRICの能力について「機動性を有し、輸送可能な防空システムであり、現代の航空脅威から我々の将兵、そして同盟国、パートナー国を防衛するために作られました。第III海兵遠征軍は、インド太平洋における危機に即応できる準備体制を維持していきます」と説明しています。





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