「夜の飛行機旅って機内暗いよね…」離着陸で機内を暗くする理由は? 実は“人体の不思議な仕組み”に関係
夜のフライトの離着陸で、機内がふっと暗くなる。この演出のように思える取り組みは、なぜ行われているのでしょうか。
機内が暗くなるのはムードを盛り上げるためではない?
夜に飛行機に乗った場合、離着陸の前のタイミングで客室の照明がスッと落とされることがあります。窓の外にはキラキラと光る街明かりが見え、対照的に機内はうすぼんやりとした薄暗さに包まれます。楽しい空の旅に一役買っている素敵な演出のようにも見えますが、これは“もしもの時”に命を守るための工夫なのです。
JAL(日本航空)広報部は、過去の取材時に「何らかのトラブルが生じた際に客室内の照明が消える場合があります。万が一、そのような事態になったときでもすぐに動けるよう、目を暗さに慣らしておくためです」と説明をしています。
また、中国のエアチャイナ(中国国際航空)は公式Xで「明るい環境から暗い環境への目の適応には多少の時間が掛かりますから、もしも着陸時に緊急事態が発生した場合、迅速に空港用ランプや避難口の誘導標識を認識し、かつ対処できるよう目を慣らすためです」と解説していました。
これら2つの説明が示すとおり、機内の照明を消すということは“非常時に備えて目をならす”ためなのです。体と心をリラックスさせられそうな雰囲気は、あくまで副産物的なものなのでしょう。
では、暗い状態に対して目を慣らしておく理由とはなんでしょうか。





コメント