空母化の海自「いずも」、東南アジアはどう見ている? シンガポールで一般公開の意義

海自ヘリ護衛艦「いずも」が、シンガポールで開催された防衛装備品の展示会で公開され、現地周辺各国の海軍との交流も実施しました。東南アジアの国々は、近い将来に事実上の空母となる「いずも」をどう見ているのでしょうか。

今回の「いずも」派遣が意味するところは?

「いずも」とその姉妹艦の「かが」は就役以来、長期に渡る海外展開を何度も行なっています。その最大の理由は、両艦の持つプレゼンス(影響力)の大きさにあると言えます。

 2019年4月1日から適用された防衛省・自衛隊の「新中期防衛力整備計画」で、「いずも」と「かが」は、F-35B戦闘機を搭載するための改修を受けることが決定しています。改修を受ける時期やF-35Bの運用能力を獲得する時期はまだ明らかにされていませんが、改修を受けてF-35Bの運用能力を獲得し、さらにプレゼンスが強化された「いずも」と「かが」は、インド太平洋方面へ展開する機会がさらに増えるのではないかと思います。

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2018年の「シンガポール・エアショー」で展示されたアメリカ海兵隊のF-35B。シンガポール空軍もF-35Bの導入を検討している(竹内 修撮影)。

 筆者は2014(平成26)年に、イタリアとイギリスが拠点のヘリコプターメーカー、アグスタウエストランド社(現レオナルド・ヘリコプターズ)の工場見学ツアーに参加しましたが、そのツアーで知遇を得たマレーシアの女性ジャーナリストから、マレーシアをはじめとする東南アジア諸国の中には、冷戦期に比べれば相対的に戦力が低下しているアメリカ海軍を補完して、中国の力による現状の変更を防ぐ役割を海上自衛隊やオーストラリア海軍などに求める向きがあるとの話を聞きました。またそのために海上自衛隊には将来、空母を保有し、不足しているアメリカ海軍の空母に代わって、東シナ海やインド洋などでプレゼンスを発揮することを期待する声が少なからずあると聞き、衝撃を受けました。

 オーストラリアは現時点でF-35B戦闘機を導入していませんが、オーストラリア海軍が派遣した強襲揚陸艦「キャンベラ」とその姉妹艦「アデレード」は、同機を運用する能力を備えています。今回の「IMDEX ASIA」で、東南アジア諸国の一部からアメリカ海軍の空母戦力の補完を期待されている海上自衛隊の「いずも」とオーストラリア海軍の「キャンベラ」が顔を揃えたことは、東南アジア諸国、さらには中国に対して、強いメッセージを与えたのではないかと筆者は思います。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 横須賀で一般に公開された時に観たけどね、空母じゃなかったんだね。

    カレーライスかライスカレーも分からん素人なもんでねw

    鰤とかハマチとか?一線超すと強くなる将棋の歩とでも申しましょうか?

    でも歩の無い将棋って負け将棋なんですよね?w

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