F/A-18E/F「スーパーホーネット」延命決定、いつまで飛ぶの? 開発からこれまでと今後

アメリカ海軍の艦載戦闘攻撃機F/A18-E/F「スーパーホーネット」が、アップデートし運用延長されることになりました。自衛隊は採用していませんが、在日米軍が運用しており、日本にも縁のある機です。そのこれまでとこれからを眺めます。

似て非なる「ホーネット」と「スーパーホーネット」

「スーパーホーネット」の外見は、一見すると「ホーネット」によく似ています。しかし、主翼の大型化や強化型エンジンの採用、胴体と主翼が大型化したほか、ステルス性能を高めるため、空気取り入れ口の形状を「ホーネット」の楕円形から、レーダー波を反らしやすい平行四辺形に変更するなど、よく見るとかなり違っているのがわかるでしょう。また内部の構造も大幅に変更されたことから、「スーパーホーネット」と「ホーネット」の部品の共通性は1割程度しかなく、まったく別の戦闘機になったといえます。

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F/A-18E/Fの原型となった、単座型のF/A-18C「ホーネット」(画像:アメリカ海軍)。

 ただ、F/A-18A/B/C/DとF/A-18E/Fの外観が似ているのは確かで、また「ホーネット」という愛称も共通していることから、軍事関係者は混同を避けるため非公式に、F/A-18C/Dとその原型機であるF/A-18A/Bを「レガシーホーネット」、F/A-18E/Fを「スーパーホーネット」と呼んで区別しています。

 最初期に量産された「スーパーホーネット」は、「ホーネット2000」のコンセプトをそのまま形にしたものでした。しかし、メーカーであるマクドネル・ダグラスが1997(平成9)年にボーイングへ吸収合併された後の2003(平成15)年から量産が開始された「ブロックII」仕様機は、レーダーを航空自衛隊のF-2戦闘機やF-35A「ライトニングII」戦闘機などと同様に、探知距離が長く故障が起こりにくい「アクティブ・フェーズド・アレイ・レーダー」へ変更されたほか、通信機能や自己防御能力が強化されるなど、大幅に能力が向上しています。

 また2006(平成18)年度から発注された「ブロックIIプラス」仕様機は、コンピューターが更新されたほか、レーダーでは捉えにくいステルス性能の高い目標を探知できる「IRST」(赤外線捜索追尾システム)を内蔵した燃料タンクの搭載が可能になりました。

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