回れ回れ、いすゞのF1エンジン! 実際にサーキットを走った幻の「ロータス102C」とは
ジョニーの手ごたえは上々!
2日間にわたるテスト終了後、ジョニー・ハーバートはいすゞ製P799WEエンジンについて、次のような感想を残しています。
・大変スムーズで振動が無い。
・車を乱すことなくとてもハンドリングの良い大変スムーズなパワーの出方をする。
・リミット回転を超えてもパワーが上がっているように感じる。
・エンジンブレーキが小さいがこれは問題ない。
・エンジンピックアップもレスポンスも良い。
なおロータス102Cは「エンジンそのものの重量増」「オルタネーター(発電機)が間に合わずバッテリーを搭載した」「計測機器なども搭載した」といった要因で、ジャッドV8エンジンを搭載するロータス102Bからは計40kgの重量増となり、オーバーステアになっていたそうです。前出の、当時を知るいすゞ社員は、こうした状況を考慮すると「ラップタイムよりドライバーコメントの方が重要な評価ポイントになります」と話します。
こうして上々の結果を残したいすゞのF1エンジン「P799WE」でしたが、しかし実際のレースに投入されることがなかったことは、のちの歴史が示すとおりです。
エンジン部品は10台ぶん作られ、7台が組み立てられ、そのうちの1台は冒頭のロータス102B同様、タミヤ本社にて展示されています。また、このとき組み立てられた7台のエンジンは、すべてが現存しているそうです。
●いすゞP799WE 3.5リッターV型12気筒エンジン
・バンク角:75度V型12気筒
・Bore(mm)×Stroke(mm)・排気量(cc):初期型 82×55.1・3492cc、最終型 85×51.3・3493cc
・圧縮比:13.0
・最高出力:765ps(563kW)/13500rpm
・最大トルク:42kg(412Nm)/11500rpm
・全長・全幅・全高:689.5mm・584mm・495mm
・重量:158kg
【了】
いすゞはディーゼルの真打ちだからね
アスカ、正確にはフローリアン アスカ、これまた先祖のフローリアンを遡ればガソリンエンジンに妥協しないメーカーであることも分かるでしょ
今のAMTの原型であるNAVI5や寒冷地におけるディーゼルの始動性向上の為に開発されたセラミックグロープラグ
発送豊かな面では日本一のメーカーだと思いますよ。
初代ピアッツァのJR型は今でも通用するデザインだしね。