JR四国の新型2700系ディーゼルカー、8月6日営業運転開始 特急「うずしお」から導入

土讃線先行乗車ツアーは2000系「TSE」を展示

 9月1日(日)には、土讃線での営業運転開始に先駆けて「2700系土讃線先行乗車ツアー~受け継がれる振子式!新たな時代を体感せよ!!~」が実施されます。高知から多度津まで片道乗車するAコースと、これに加えて多度津工場入場と高知までの復路乗車を加えたBコースを設定。多度津工場では、2700系と、同じ振り子式の“先輩”で2018年に引退した2000系試作編成「TSE」が並べて展示されます。

 大人1人あたりの代金は、Aコースが9800円、Bコースが1万3800円(グリーン1万9800円)です。両コースとも運賃・料金をはじめ昼食の弁当、記念グッズが含まれます。子ども用の設定はありません。8月1日(木)午前10時からウェブサイト「JR四国ツアー」で販売されます。

 2700系は、老朽化している2000系特急形ディーゼルカーを置き換えるために開発された車両です。2017年12月に営業運転を開始した2600系特急形ディーゼルカーをベースに開発されました。車体を傾けることで乗り心地を維持したままカーブを比較的速く通過できる車体傾斜装置については、2600系が空気バネ式を採用したのに対し、2700系は制御付き自然振り子式を採用しています。最高設計速度は130km/hです。

 客室の各座席には、ノートパソコンの使用を考慮した大型テーブルや電源コンセントを設置したほか、ドリンクホルダーとコートフックも装備。無料公衆無線LANサービスに対応(9月28日以降)するほか、車内の安全対策として非常通報装置(SOSボタン)と防犯カメラも設置されます。2700系は今後も導入が進められる計画です。

【了】

【写真】2700系ディーゼルカーの車内

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コメント

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3件のコメント

  1. 宇和海では出陣しないのだろうか?
    しおかぜも2000系を好んで乗っていたが、確かに振り子の効果は絶大だからね。
    スーパー北斗でも261よりも281のほうが速く感じるしね
    しかし昔はそんな四国の区間をキハ65やキハ181が走っていたのだから技術の進歩は凄いね

  2. > 車体傾斜装置については、2600系が空気バネ式を採用したのに対し、2700系は制御付き自然振り子式を採用しています。

    鉄道記事も最近は正しい表記をする様になってきたね。一部には「振り子式は車体傾斜装置とは別物だ。」と言い張るオタがいたりするんだけど。(だったら車体の傾かない振り子式を見せてみろ! 傾斜させる装置としての振り子式でしょ?)

    • 冷めた落ちの無い落語じゃあるましい何を二役演じてんだよw
      記事が正しいと思うならそれでいいだろが、何処の誰をオタと指してるか分からんが仕切りに欠けるコメントなら差し控えろ!