パイロットになれるホテル、羽田空港に登場! 部屋にボーイング737のシミュレーター
羽田空港第2ターミナル直結の羽田エクセルホテル東急に、フライトシミュレーターを設置した部屋が登場。ボーイング737-800型機を模した、パイロットが訓練に使うのと同等のもので、操縦体験や、その部屋への宿泊が可能です。
パイロットの訓練に使うのと同等
羽田空港第2ターミナルへ直結する羽田エクセルホテル東急に、2019年7月、フライトシミュレーターを設置した「スーペリアコックピットルーム」が登場しました。
同ホテルの開業15周年企画として誕生したもので、小型のジェット旅客機であるボーイング737-800型機を模したフライトシミュレーターが部屋に設置されています。パイロットの訓練で実際に使われるものと同等のものだそうです。
この部屋には2つのプランが用意されており、そのうちの「フライトシミュレーター体験プラン」は、その操縦体験を実際に行えるもの。飛行経験がある元ANA(全日空)の機長や、機器に精通したインストラクターによる指導のもと、羽田空港~伊丹空港の離着陸体験ができます。時間は90分で、料金は3万円(税別)。操縦体験は1名だけですが、2名まで利用できます。日中に実施されるプランで、部屋への宿泊はしません。
もうひとつのプランは、この部屋へ宿泊する「フライトシミュレーター雰囲気体感プラン」。シミュレーターへ入ったり、それを操縦したりすることはできませんが、羽田空港を離着陸するときの景色が昼、夜と映し出され、コックピットにいるかのような気分を楽しむことが可能です。部屋はツインで、1泊の室料は通常より約5000円高い2万5300円から(消費税、サービス料込み。東京都宿泊税別)。両プランともウェブ予約限定です。
この部屋を導入した背景には、2020年3月に控える第2ターミナルの一部国際線化にあたって、ホテルをどう世界へアピールするか、「『通過する場所』から『滞在する場所』への変化が見られる羽田空港」にどう対応するか、そして「遊び心」があったといい、予約状況は好調といいます。
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