ホンダの「TYPE-R」を乗りこなすには? 初のイベントに「シビック」「NSX」など集結

赤のエンブレムが全国から集結

 今回のイベントの参加者は、ホンダ車26台に同伴者もあわせて40名。さらにオフ会として、見学だけの5台も鈴鹿に駆け付けました。クルマのナンバーを見れば、中京圏だけでなく、関東や関西からの遠征組も相当数、含まれています。

「『ホンダ・スポーツ・ドライビング・ミーティング』には、これまでも夫婦で何度か参加しています。今回は『TYPE-R』限定というから、ぜひとも行こう! と。私は運転しませんが、スポーツカーが大好きなので見ているだけでも楽しいですよ」と、東京から参加した渡辺智香さん。「普段は聞くことのできない開発者の話を聞けたのがいいですね。それと来月は鈴鹿でF1が開催されます。そのコースを走れるんですから、楽しいですね」とご主人の朋喜さん。

「父が『ビート』、兄が『インテグラ』に乗っているんですよ。最初はクルマに興味がなかったのですが、運転してみて楽しさに気づきました。それで『シビック』の『TYPE-R』を買いました。かわいい顔なのに速い! そのギャップがいいんですね。今日はプロの運転の横に乗りましたが、驚きました。異次元の走り! タイヤの滑る感じが楽しいです」と石川からやってきた19歳の西野颯太さん。同伴でやってきた父の邦浩さんもニコニコ顔です。

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イベント終了後の集合写真。全国各地から26台40名が集結した(2019年9月16日、鈴木ケンイチ撮影)。

 午前中のパイロンコースや、滑りやすいスキッドコースでの走行、南コースでの走行の合間には待ち時間が意外にたくさんあり、参加者同士や講師との会話も大いに盛り上がっていました。走る楽しみだけでなく、開発者やレーシングドライバー、そして同じオーナー同士で語らうという、ミーティング色たっぷりのイベントでした。

【了】

【写真】この1か月後にはF1も走る鈴鹿第1コーナー付近 ほかイベントの模様

Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)

日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。

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