新幹線グランクラス・グリーン車を安く使う方法 普通車より安くできるが注意点も

普通車より安い割引商品も

 グリーン車も普通車に比べて高いものの、ネット予約サービスを使うと安くなることが多いといえます。一部のネット予約サービスでは、割引率が非常に高いグリーン車向けの割引商品も限定発売。普通車とほぼ同じ価格で利用できることもあります。

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「はやぶさ」などで使われているE5系のグリーン車(2011年3月、草町義和撮影)。

 東海道・山陽新幹線のチケットレス予約サービス「スマートEX」「エクスプレス予約」の場合、3日前までの予約を条件に「のぞみ」「ひかり」グリーン車が利用できる「EXグリーン早特」と、「こだま」グリーン車を利用できる「EXこだまグリーン早特」があります。東京~新大阪間の「EXグリーン早特」は1万4670円。「のぞみ」グリーン車の所定運賃・料金(1万9590円)より5000円近く安いうえ、普通車指定席(通常期で1万4720円)と比べても少しだけ安くなります。

 旅行会社が発売しているグリーン車利用の旅行商品を使う手もあります。東海道・山陽新幹線の「こだま」を利用できる旅行商品「ぷらっとこだま」の場合、東京~新大阪間のグリーン車利用プランは1万2000~1万3000円台。「EXこだまグリーン早特」(1万1400円)より少し高いものの、乗車日の前日まで購入可能で、ドリンク引換券が付くなどの特典もあります。

 このように、グランクラスやグリーン車を安く利用する方法はいくつかあります。ただ、さまざまな条件や制約が設けられていることがほとんど。たとえば「EXグリーン早特」は、利用できる「のぞみ」が早朝の列車に限られています。「ぷらっとこだま」は申込後の変更が不可能で、払い戻しの手数料も高額です。特に割引商品は変更や払い戻しができないことが多いため、購入前によく確認しておいたほうがいいでしょう。

【了】

【写真】新型「N700S」のグリーン車

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コメント

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1件のコメント

  1. 山陽新架線……新しい電車線かな(