三國シェフと隈研吾がレストラン作ったら、こうなった 東急「ミクニ伊豆高原」で実食

新国立競技場次第では生まれていなかった? 伊豆に注力する東急

 東急の野本弘文会長は、同グループが鉄道事業やホテル事業などを展開する伊豆半島について活性化を目指しているなか、このレストランの誕生をそれにつなげられるよう努力したいと話します。

 東急グループの伊豆急行線は、かつて年間1000万人の乗降客がいた時期もありましたが、近年は500万人を切る状況とのこと。それに対し東急は現在、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ ロイヤル エクスプレス)」(横浜~伊豆急下田)の運行や、オリーブ栽培を伊豆の産業に育てるプロジェクト、「観光型MaaS」の実証実験などを展開し、伊豆の活性化を図っており、このレストランもそうした活性化策のひとつになります。

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横浜~伊豆急下田間で2017年に運行を開始した伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(2019年10月4日、恵 知仁撮影)。

 ちなみに、隈さんがこのレストランの設計を引き受けたのは、新国立競技場を引き受けるかどうか、というタイミングだったそうで、野本会長は「新国立競技場が決まっていたらこのレストランはなかったかも、運が良かったかもしれないです」と話し、会場の笑いを誘いました。

【写真】オーラがすごいテラス席

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