三國シェフと隈研吾がレストラン作ったら、こうなった 東急「ミクニ伊豆高原」で実食

「オテル・ドゥ・ミクニ」の三國清三シェフと建築家の隈 研吾さんが手がけたレストラン「ミクニ伊豆高原」が誕生。東急グループ運営の、伊豆の味覚が楽しめる地中海料理レストランで、伊豆の活性化に繋がることが期待されています。

伊豆の幸満載のコース「海の輝き」実食 豚足が濃厚でサッパリ

 今回の試食に登場したのは、「海の輝き」という5000円のコース。詳細は以下の通りです。

・アミューズ

相模湾 小魚のフリチュール(今回は小アジとメヒカリと赤エビ)

・前菜

静岡県産ふじのくにいきいきポークと豚足、フランス産フォアグラ、伊豆産キノコのブーダン仕立て、伊豆高原温泉そだち野菜のメスクラン

・メイン

相模湾鮮魚のポワレ(今回はカサゴ)、西伊豆産塩かつおと自家製タリオリーニのペペロンチーノ、伊東産わさび菜のピストー

・デザート

伊豆産くき茶のジュレと静岡県産柑橘類コンポート、ほろ苦いぐり茶のソルベ

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メインの「模湾鮮魚のポワレ、西伊豆産塩かつおと自家製タリオリーニのペペロンチーノ、伊東産わさび菜のピストー」(2019年10月4日、恵 知仁撮影)。

 小魚が持つ「苦み」と「甘み」といううま味、豚足をサッパリしたソースでいただく濃厚さと後味の良さの共演など、伊豆・静岡の味覚を堪能した実食の時間でした。このほか8000円、1万2000円のコースもあります。

 ちなみに三國さんによると、木目を生かすためテーブルクロスはひいていないほか、テーブルウェアは隈さんが選んだものを使っているそうです。

 また、先述した東急が伊豆で進めているオリーブ活性化プロジェクト、それで収穫されたものをこのレストランでも一部で使う予定だそうですが、将来的には割合を増やしていきたいと三國さん。そして東急の野本会長はそのプロジェクトを進め、「10年後20年後、伊豆が地中海にも負けないような地域になれば」と夢を語りました。

【了】

【写真】オーラがすごいテラス席

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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