ミシュランタイヤ 日本進出の始まりは「鉄道」だった 世界展開の「鉄道用タイヤ」とは

世界有数のタイヤメーカーとして知られるミシュラン、その日本進出のきっかけは「鉄道用タイヤ」でした。自動車用とは異なる特徴を持つ「鉄道用タイヤ」とは、どのようなものでしょうか。

「ゴムタイヤ鉄道」世界中に存在

 東京モノレールの開業以後、日本では同方式のモノレールや、コンクリートの板(床版)の上をタイヤで走る「ゆりかもめ」のような新交通システムなど、ゴムタイヤで走行する鉄道が各地に誕生しました。世界でも同様で、ミシュランではモノレールや新交通システム、地下鉄などの鉄道用タイヤを「メトロタイヤ」と総称。いまでは18か国、80の路線に関わっているといいます。

 日本ミシュランタイヤは東京モノレールを皮切りに、こうした鉄道会社へタイヤを供給していく一方で、自動車用はもちろん、建設機械や農業機械用、航空機用など、様々な種類のタイヤを日本に送り出してきたと話します。1991(平成3)年には、ミシュランで世界3番目となるタイヤの研究開発施設を日本に設立し、日本の環境に合わせた自動車用タイヤの開発に乗り出すなど、日本市場を重視してきたそうです。

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東京モノレールの走行輪に使われているミシュランのタイヤ。自動車用よりもサイドウォールがやや高く、ショルダー部が角ばっている(画像:日本ミシュランタイヤ)。

 ちなみに、鉄道用タイヤは自動車用と異なり、ハンドルを切って曲がることよりも、車両の荷重を支え、まっすぐ走ることが重視されているとのこと。また、モノレールでは1本のタイヤで空気が抜けても、ほかのタイヤで支える仕組みがある一方、新交通システムは、タイヤの内部にアルミ製の支え部材が入っており、空気が抜けても荷重を支えられる、といった違いがあるそうです。

【了】

【古写真】世界初のレール上をタイヤで走る鉄道車両「ミシュリーヌ」

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