さよなら最強機関車「EF200」&レア特殊貨車「大物車シキ800」京都鉄博から別れの旅へ

全車が引退した強大な出力を持つEF200形電気機関車と、「大物車」と呼ばれるシキ800形貨車の展示が、京都鉄道博物館で終了。「お別れセレモニー」が開催され、多くの人々がそのさよならの旅立ちを見送りました。

本来の実力を十分に出せなかった「最強電気機関車」EF200形

 EF200形電気機関車は、1990(平成2)年から1993(平成5)年にかけて、JR貨物が製造しました。当時は鉄道貨物輸送が増加傾向だったことから、輸送力を増やすためにEF200形電気機関車は、従来車両より大幅なパワーアップが図られました。その定格出力は6000kWと、それまで「最強」だったEF66形電気機関車(定格出力3900kW)の約1.5倍。コンテナ貨車32両分に相当する1600トンを、最高速度120km/hでけん引できます。

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左から松田佳久JR貨物吹田機関区長、平松孝則日本通運関西重機建設支店長、三浦英之京都鉄道博物館長(2019年11月24日、伊原 薫撮影)

 一方で、出力が大きければ消費する電力量も多くなるため、変電所設備も増強する必要が生じます。また、編成両数が長くなれば、待避線なども伸ばさなければなりませんが、こうした設備増強が進まず、EF200形電気機関車は本来の実力を十分に生かすことができませんでした。

 結局、EF200形電気機関車は試作車を含めて21両の製造にとどまりましたが、機関車としては初めて採用されたVVVFインバータ制御装置(架線から取り入れた直流の電気を交流の電気に変換し、モーターを効率よく制御する装置)が後継のEF210形電気機関車へ受け継がれるなど、電気機関車の歴史に大きな足跡を残しました。登場以来一貫して、物流の大動脈である東海道・山陽本線で活躍を続け、2019年3月に全車が引退。今回の展示が“最後の晴れ舞台”となりました。

【写真】EF200&シキ800ってどんな車両? 写真で詳しくチェック

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コメント

4件のコメント

  1. シキの方は貨物鉄道博物館とかで引き取ってもらえなかったのかな。

    EF200は生まれた時代が悪かったとしか。

    • 生き残るシキ801の為に部品取りとなる可能性>シキ800

      EF200は…タイミングですよね〜。

  2. 非電化地域の故郷でDF50しか知らなかった世代からしたら新車のお披露目会にも見えるけどな。

    野球中継も延長の無い一部の地域の局地だし

    ただ勾配地区だからキハも妙に馬力のデカイのが走ってたけどね。

    都会じゃこんなん新車みたいなのが引退なんだな

    • まだまだ使えるのに勿体無い・・・。

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