世界初 魚雷迎撃魚雷「シースパイダー」あらわる 潜水艦と水上艦の戦い 変わるのか?

目には目を、の言葉どおり、魚雷に対し魚雷で対抗するという世界初の新兵器が展示会に出展されました。アメリカ軍も断念したというその新兵器を開発したドイツ企業、前身はUボートを建造していた会社だそうです。

潜水艦が誇る最強兵器「魚雷」 どうやって敵を攻撃する?

 潜水艦にとって最強の武器は、一撃で艦艇を戦闘不能にしてしまうほどの威力を持つ魚雷です。特に、現代の魚雷は敵艦艇を正確に攻撃できるよう、各種の誘導システムを搭載しています。たとえば、相手の艦艇が航行中に発する音をソナーで探知してその方向に進む「パッシブ方式」や、逆に自ら音波を発出して、その反響音をソナーでとらえ目標を捜索する「アクティブ方式」、さらに潜水艦からケーブルを経由して目標情報を受け取り、その方向に誘導される有線方式などがあり、これらの方式を組み合わせることで敵艦艇の位置を把握します。

 そうして敵艦艇に接近した魚雷は、金属の塊である艦艇が帯びている磁気を探知し、爆発の威力を最大限に発揮するために艦艇の真下に到達したところで起爆します。魚雷といえば、目標となる艦艇の真横に直撃させるイメージがあるかもしれません。しかし、それよりも魚雷を艦艇の真下で爆発させ、それによって生じた海面に向かう水流(バブルジェット)によって艦艇を水面から浮かび上がらせ、再び海面に叩き落すほうが、艦艇に大きなダメージを与えることができるのです。

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アトラスエレクトロニークが2019年の「DSEI JAPAN」に出店した、「シースパイダー」のスケルトンモデル(稲葉義泰撮影)。

 このように大きなダメージを与えることができる魚雷に対して、水上艦艇はどのように対抗することが望ましいのでしょうか。その答えのひとつとなる装備が、冒頭に記した「魚雷を迎え撃つ魚雷」かもしれません。「DSEI Japan」の会場に展示されていた、ドイツに本拠地を置くアトラス エレクトロニーク(ATLAS ELEKTRONIK)社が開発を進めるATT(対魚雷用魚雷)、「シースパイダー」です。

【写真】推進システム部分はヒミツ 「シースパイダー」投下の様子

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コメント

3件のコメント

  1. それよりも魚雷を艦艇の真下で爆発させ、それによって生じた海面に向かう水流(バブルジェット)によって艦艇を水面から浮かび上がらせ、再び海面に叩き落すほうが、艦艇に大きなダメージを与えることができるのです。

    魚雷の爆発力で空母を持ち上げられると?

    もう少し、お勉強しなさいね。

    • で?その魚雷への対処法は?

  2. いや~~やっと漫画に現実が追いつきましたな。1967年(53年前!)発表の小沢さとる作「青の六号」にて「対魚雷用ロケット:アントロック(アンチトーピードロケットの略)」が出てまいります。

    他にも「潜水艦推進器破壊専用ロケット:スクリューパンチ」もあります。(これらの兵器は敵艦の破壊を目的にしない非殺傷用兵器であり、人工知能によって運用される門番ロボット「ノボ」が発射すると言った、今問題の「人工知能による兵器使用」に対する回答にもなっています。さらには音響によって敵のソナーと聴音器を無力化する音響ECM弾:オトキチなど現実がまだ追いついていない物もあります。

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