年末年始の高速道路渋滞予測 名神が「最ノロノロ区間」 草津・大津・新名神では変化も
なぜ混む名神? 新名神開通で変化も
名神の大津IC付近や草津JCTの渋滞について、NEXCO西日本に聞きました。
――大津IC付近や草津JCTは、なぜ渋滞するのでしょうか?
下り線は、瀬田西ICから大津ICにかけて緩やかな上り坂となり、速度が低下しがちなところに、大津ICおよび隣接する大津SAからクルマが流入し、渋滞が発生しています。さらにその先、京都東ICにかけても2か所のトンネルがあり、速度の低いままの状態が続きます。このように渋滞の要因になる箇所が短い区間に集中するため、影響が大きくなりやすく、通過に時間がかかる傾向です。
上り線についても、草津JCTを先頭としてはいるものの、主たる渋滞の要因としては、大津ICおよび大津SAの流入車によるものです。このため従来は上り線も渋滞の先頭は大津IC付近となることが多かったのですが、2019年3月に新名神の三重県区間(新四日市JCT~亀山西JCT)が開通して以降、草津JCTから新名神へ流入するクルマが増えました。この草津JCTを先頭とする渋滞が後ろへ伸び、大津IC付近を原因とする渋滞とつながることがあります。
――これら渋滞について、何か対策は行っているのでしょうか?
草津JCTの上り線については現在、新名神へのランプで車線の拡幅および合流部の改良を実施しています。
――渋滞を回避するにはどうすればよいのでしょうか?
混雑する時間をずらしてご利用いただいたり、リアルタイムの交通状況がわかるウェブサイト「アイハイウェイ」などをご確認いただき、適宜ルートを選択していただいたりすることが有効です。
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