東京23区屈指の閑散駅「尾久」には何があるのか? 大ターミナルの隣 広がる大車両基地
地下道をくぐった先にも線路、至近にあるもうひとつの閑散駅
そんな車両基地を横断する地下道が、尾久駅の脇から伸びています。長さは約180m、その先にいったい何があるのか、地下道をくぐり階段を上ると、目の前には閑静な住宅街が広がっていました。
さらに住宅街の奥に進むと、少し様子が違うことに気づきました。住宅が広がっていたのは150mほどで、またすぐに別の線路が見えてきたのです。手前に新幹線の車両基地(東京新幹線車両センター)があり、奥の高架を東北・上越・北陸新幹線が走っています。さらにその奥の高台にも線路があり、湘南新宿ラインや京浜東北線の列車が行き交っています。京浜東北線はここに上中里駅があります。
つまり、この住宅街は車両基地と車両基地に挟まれた中州のようになっていたということです。列車の走行音でさぞかしうるさい場所のように思われるかもしれませんが、頻繁に往来する列車は住宅側の線路を通らないため、意外と静寂が保たれています。線路に沿う形で南下すると、停車中の車両を撮影している人がいました。ここは鉄道ファンにはたまらない「聖地」かもしれません。
尾久駅周辺を俯瞰すると、至近には上中里駅のほか、南東には山手線も走る田端駅、北には都電荒川線の荒川車庫前停留場があります。周辺に駅が多くあり利用者が分散していることも、尾久駅の乗車人員が少ないことの一因かもしれません。
【了】
Writer: 河嶌太郎(ジャーナリスト)
1984年生まれ。千葉県市川市出身。『週刊朝日』『AERA』などの雑誌のほか、「Yahoo!ニュース個人」「AERA dot.」「DANRO」「ITmedia」などのウェブで執筆。アニメを用いた地域振興からゲーム、IT、鉄道など幅広い分野を扱う。国内の鉄道路線の乗り潰しが趣味だが、災害による不通路線を残したまま数年が経過中。
今やほとんど、つわものどもが夢のあと…
アホやなアンタ!車両待機に使ってるよ!😜
尾久には昔、友人と機械を買いに行った覚えがあります。
今みたいにパソコンも携帯電話も無い時代でした。
何かの情報で尾久は機械屋が多い町と知り行きました。
買ったのは卓上旋盤ですが今でも使ってます。
懐かしい町、尾久(おぐ)!!