高速SAなどの斜め前向き駐車 要注意 新東名ではバック駐車に変更 事故起きやすいワケ

「バックのほうが停めやすい」という声も受けて

 今回の前向き駐車からバック駐車への変更は、「バックのほうが停めやすい」という利用者の声も反映しているそうです。

 フジドライビングスクール(東京都世田谷区)の田中さんによると、バック駐車のほうが結果的に楽なケースも多いといいます。バックで駐車マスに入れる場合、前後に動く後輪を基軸に、ハンドル操作で方向を変えられる前輪があとから追随する形になるので「後輪さえ駐車マスに入っていれば、広いところでいくらでも切り返せます」とのこと。狭いスペースでも駐車がしやすく、そして出庫時は、前進ですんなり出られるわけです。

 加えてNEXCO中日本は、駐車マスが斜めになっていることで、「バック時もルームミラーに駐車マスの端まで映りやすく、直角配置の駐車マスよりもバック駐車が容易でしょう」と話します。

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改良前の静岡SA上りと同じ構造の静岡SA下り小型車エリア。車両は前向きで駐車している(2019年9月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみに、今回の静岡SA(上り)と浜松SA(上り)の小型車用駐車場は前述のとおり、通路ごとに進行方向を変え、周回可能な構造になっていましたが、今回の改良にともないUターン路が一本に絞られました。従来構造では、「進行方向を誤り逆走してしまう」という意見があったそうです。

【了】

【図解】前向き駐車用をバック駐車用に全面変更 新東名SA

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コメント

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2件のコメント

  1. 世の中バックできない運転手いっぱいいるし
    バックで駐車する国どれだけある?

    • 前進駐車からそのまま前進出車出来るのが一番ですけどね。用地と、歩行者通路の取り付け方に課題があるんでしょうねぇ。
      まあ、一度は覚えたはずのバックが出来ない(忘れてる)ドライバーにも問題アリですが。