東海道・山陽新幹線 乗るのに必要なきっぷ&買い方 スマホネット予約も進化 手軽に

手元のスマホできっぷを購入 インターネット予約

 駅できっぷを買う方法に代わって最近広がりつつあるのが、インターネット予約サービスです。東海道・山陽新幹線では2001(平成13)年、「エクスプレス予約」がスタートしました。この時はまだ、予約したきっぷを駅で受け取る必要がありましたが、2008(平成20)年にはチケットレス乗車サービス「EX-IC」もスタート。昨今はスマートフォンの普及とあわせて、「東海道・山陽新幹線のきっぷはスマホで購入し、チケットレスで乗車する」という流れが定着しつつあります。

 インターネット予約のメリットは、自分が予約したいと思った時に、自宅や職場などできっぷを買えることです。また通常のきっぷであれば、購入後の変更は1度までという制約がありますが、たとえば「エクスプレス予約」は列車の出発時刻前なら何度でも変更が可能(割引きっぷなどの場合を除く)。急に予定が変わった時や、わずか数分の差で列車に間に合わないといった時に、スマホからすぐ変更できるというのは、なんとも心強い存在です。

 各社のインターネット予約サービスを利用するには、クレジットカードが必要です。また、チケットレス乗車サービスを組み合わせていない場合は、予約したきっぷを駅で受け取る必要がありますが、駅またはサービスによってはきっぷの受け取りに対応していないこともあるので、事前に確認が必要です。

 ライフスタイルの変化に合わせて、きっぷの買い方もいろいろ変化しています。自分に最適な方法を見つけることが、乗りたい列車・座りたい席を購入できるチャンスにつながるといえるでしょう。

【了】

【写真】「エクスプレス予約」の専用ICカード

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Writer: 伊原 薫(鉄道ライター)

鉄道ライター。乗り鉄・撮り鉄のほか、鉄道旅で酒を楽しむ「飲み鉄」や列車を貸し切って遊ぶ「借り鉄」の普及に勤しむ。最近は、鉄道と地域の活性化アドバイザーとしても活動中。好きな発車メロディはJR北千住駅。

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