実現なるか「ロシア製戦闘機Su-30MKI来日 空自と共同訓練」その大きな意義 インド軍機

インド空軍の実力のほどは…?

 近年、日本では従来から実施していた日米間のみならず、友好国の空軍を招待し国際共同訓練を行う事例が増えつつあります。2016年10月には、イギリス空軍のユーロファイター タイフーンFGR.4戦闘機が三沢基地(青森県)へ来日、2019年9月にはオーストラリア空軍のF/A-18戦闘機が千歳基地(北海道)へ来日しています。

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ベレンコ中尉が亡命時に搭乗していた、MiG-25戦闘機の同型機(画像:アメリカ空軍)。

 Su-30MKIがどの基地へ展開し、どの飛行隊と訓練を実施するのかは、現時点(2020年1月)では明らかとなってはいませんが、性能面においてSu-30MKIは近代化改修型F-15MJやF-2に勝るとも劣らない高性能機です。

 またインド空軍は実戦経験もあり、2019年2月にはパキスタン空軍とのあいだに撃墜をともなう空中戦がありました(パキスタン空軍はSu-30MKIの撃墜を主張しているがインド空軍は否定)。

 インド空軍が持ち込む「東側戦闘機」は、航空自衛隊にとってよき訓練相手になることでしょう。

【了】

【写真】インド空軍Su-30MKI戦闘機に搭乗する河野防衛大臣

Writer: 関 賢太郎(航空軍事評論家)

1981年生まれ。航空軍事記者、写真家。航空専門誌などにて活躍中であると同時に世界の航空事情を取材し、自身のウェブサイト「MASDF」(http://www.masdf.com/)でその成果を発表している。著書に『JASDF F-2』など10冊以上。

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コメント

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3件のコメント

  1. ロシア軍なんて、国民の学力は、北海道の日高、十勝のアイヌ系、胆振支庁のアイヌ系、天皇家ゆかりの地の弥生民族の学力(知能?)。

    ロシアの人口も、周辺国と戦闘ばっかりして、各地を手薄に出来ない上に、それらは日本人と同じ程度の人口。

    しかも、土地が広いので、野球で言うなら、自衛隊が9人で守備するのに対して、ロシアは、キャッチャーとピッチャーと、1塁が居るか居ないかの守備力。

    ゆえに、ロシア(ソ連)は、孔雀のように(たくさんいるように見せる)大嘘が主たる軍事作戦である。

  2. コメントチェックの意味よ

  3. 性能威嚇ができる。