高速バス業界のジレンマ 多い若年利用者 高いコンビニ決済割合 柔軟な予約実現の壁に

高速バス予約の決済方法は様々ですが、利用者にとって今後有利になると目されているのがクレジットカード決済です。旧来のコンビニ決済や、乗車当日の現金払いは、そのデメリットが顕在化しています。何がどう変わっていくのでしょうか。

コンビニ決済の割合が半数を超える高速バス事業者も

 高速バスの予約方法は、かつては電話が中心でしたが、いまではウェブ予約がほとんどになりました。予約したあとに運賃を支払う方法(決済方法)も、クレジットカード決済や、コンビニエンスストア店頭でのコンビニ決済、あるいは乗車当日の現金払いなど多様です。

 多様な決済方法は利便性の向上に寄与してきましたが、いま、コンビニ払いや当日現金払いのデメリットも顕在化し、事業者も様々な対策を打ち出しています。今回は、高速バスにおける決済方法の変遷や課題、そして今後の変化を紹介します。

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高速バスは路線によっても運賃の決済方法が異なる。写真はイメージ(2018年2月、中島洋平撮影)。

 高速バスのうち、片道100km程度までの短距離路線はほとんどが非予約制で、一般の路線バスと同様に車内で運賃を支払います。現金、または窓口や券売機で購入した乗車券を運転席横の運賃箱に投入する方法です。回数券、定期券を発行している路線も多く、一部は「PASMO」などのICカードも利用できます。

 対して、片道150kmを超える中・長距離路線は予約制がほとんどです。予約後に運賃を決済する方法は、バス事業者や路線によって異なります。

 ウィラーや平成エンタープライズなど、比較的新しく参入した事業者の場合、市中に自社の発券窓口を持っておらず、コンビニ決済やウェブ上でのクレジットカード決済が主流です。「予約後3日以内」といった期限が設けられ、それまでに決済しないと自動的にキャンセルとなります。また、これら事業者は特に大学生など若年層の利用が多く、そのなかにはクレジットカードを保有しない人もいることから、コンビニ決済が約半分、またはそれを上回るのが特徴です。

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