午前4時 山手線一番列車に乗ってみる 交錯する「朝の人」と「夜の人」 その人間模様
通勤ラッシュ前 まだすっきりとしている車内
新橋駅では15人ほどが下車したのに対し、乗車したのは5人ほどでした。また車内が空いてきます。そろいの作業服に身を包んで乗り込んだ4人組は、その日の仕事について語り合っていました。
日暮里駅で見かけた人たちよりも小ぶりなスーツケースを携えた人たちが、5時23分に浜松町駅で下車しました。同駅からは東京モノレールが発着しているので、目的地は羽田空港でしょうか。
山手線を1周し、スタート地点の大崎駅に戻って来たのは5時32分でした。4人で始まった6号車の車内は、30人ほどに増えていました。まだ夜は明けていません。都区内パスを持っているので、もう1周することにします。
約1時間前は大勢が乗り込んで来た渋谷駅ですが、2周目に観察していると、乗車したのはたった4人でした。遊び疲れた若者は最早、見られません。きっとこれまでに発着した列車で、帰宅の途についたのでしょう。そのせいか車内は1周目よりもすっきりとしています。原宿、代々木を静かに発着していくなか、カバンを抱えて眠るスーツ姿の人もいます。通勤ラッシュ前、まだ余裕で座れる時間帯です。
新宿駅でも乗客数にさほど変化はなく、ラクロスのラケットを背負い、朝練に向かうのであろう女子大学生ふたり組が乗り込んで来たくらいでした。
経歴に大学名書く必要あるんでしょうか