1門火力は戦艦以上「列車砲」とは パリ砲、グスタフ…巨砲は戦後なぜ急に姿を消した?

鉄道の発展と共に、その有効性を期待されたた列車砲。第1次世界大戦では有効な場面も多く、一度火を噴けばその威力はケタ違いでしたが、第2次世界大戦後はすっかり姿を消しました。どのような兵器だったのでしょうか。

第2次大戦でもドイツ軍は巨大列車砲を建造したが…

 30年後の第2世界大戦においてもドイツ軍は、「グスタフ」と「ドーラ」の愛称を持つ、80cm列車砲を2両、運用します。これはパリ砲よりも大型の列車砲で。7tもの砲弾を約37km先まで飛ばすことができるという規格外の巨砲でした。

 しかし、この列車砲を運用しようとすると、様々な問題が露見してきます。

まず、航空機の発展により、移動は制空権の確保が絶対条件になっていました。また、膠着状態が多かった前の大戦とは違い、戦線が流動的になったため、移動も困難でした。前述のように「輸送が軽快」とはいっても、それは自動車が発展する以前の話です。

 また「グスタフ」「ドーラ」の2門は、あまりに巨体すぎたため、専用の牽引車両や線路の敷設が必要で、目標を射程範囲にとらえるまでのインフラを整えるという、膨大な手間もかかりました。

【写真】列車砲といえば「パリ砲」 その砲弾は成層圏へ

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