新型コロナ影響下 日本唯一の貨物専門航空会社NCAの奮闘 旅客便減の裏で物流を支える

新型コロナの影響による国際旅客便の運航縮小で、航空貨物を運ぶスペースが減っています。日本唯一の貨物専門航空会社NCAにも業務上の制限など影響が及んでいますが、日本の物流を支えるため奮闘しています。

新型コロナ影響下 NCAは重圧と戦い 工夫して貨物を運ぶ

――新型コロナウイルスの感染拡大で、働き方に変化はありましたか?

 NCAでは、2019(平成30)年4月から現場スタッフなど、その場を離れることが難しいスタッフを除く多くの部署で在宅勤務制度を働き方改革の一環として導入していました。なかなか制度が浸透していなかったのですが、新型コロナの影響で一気に浸透しました。

 在宅勤務制度を適用できない最前線で働くスタッフは、感染するかもしれない、自分自身、もしくはほかのスタッフの感染が業務の維持に直接影響を及ぼしかねないという緊張感のなかで業務にあたっています。また、例えば輸入事務所の感染対策でフロアに入れる人数を制限するなどの対策を講じたことで、これまでよりお客様を待たせてしまうケースもあり現場のスタッフは多くのプレッシャーを抱えています。

 しかし、お客様の効率的な貨物輸送を支え続けたいという思いから、「安全が経営の基盤であり、社会への責務である」というNCAの安全理念を胸に基本に忠実に、スタッフ一丸で取り組んでいます。

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NCAの航空貨物。写真は運搬中の競走馬(2018年、恵 知仁撮影)。

――実際に最前線の航空機の近くで働いていているスタッフは、どういった対策を行っているのでしょうか?

 中国で感染が拡大した段階で、機体の近くで業務するスタッフ用にマスクを準備しました。現在は、「ジャンボ」の2階席にあたるアッパーデッキを行き来する際は、「3密」を避けるべく立入制限などの対応を関係部署、関係会社含め実施しています。

【写真】どれほど積める? NCA「ジャンボ」貨物機内部

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