JR品川駅8番線の「臨時ホーム」なぜ存在? かつて上越方面に向かった特急列車も

「大垣夜行」などの臨時列車が発着 イベントに活用されることも

 東北新幹線の工事が始まり、品川駅から東北方面の線路が分断された後も、夜行急行「銀河52号」のように品川駅到着の臨時列車が設定されました。ほかにも夜行快速「ムーンライトながら」の前身である大垣行きの夜行が混雑する時期は品川始発の救済臨時列車が設定されるなど、ホームの余裕を存分に活用していました。

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上野東京ライン開業までは7~10番線が臨時ホームだった。ときには新車披露のイベントなども開催された(2009年8月、児山 計撮影)。

 JRになってからは空いている臨時ホームを利用して、新型車両のお披露目や鉄道イベントなどが開催されたこともあります。また列車の運用面でも、ダイヤが乱れ東京駅が満杯になってしまったときに、品川駅8番線を活用することで列車の渋滞を多少なりとも緩和するといった役割も果たします。たとえば寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」は東京駅到着が7時08分ですが、遅延して到着時刻がラッシュ時間帯と重なりそうな場合は、品川駅の8番線に入線し運転を打ち切るといった措置が取られることがあります。

 このように普段は列車の発着がない臨時ホームですが、いざというときにはなくてはならないホームへと「変身」するのです。

【了】

【写真】臨時ホームに止まる団体臨時列車

Writer: 児山 計(鉄道ライター)

出版社勤務を経てフリーのライター、編集者に。教育・ゲーム・趣味などの執筆を経て、現在は鉄道・模型・玩具系の記事を中心に執筆。鉄道は車両のメカニズムと座席が興味の中心。座席に座る前に巻尺を当てて寸法をとるのが習慣。言うなれば「メカ&座席鉄」。

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コメント

1件のコメント

  1. 品川駅がだだっ広いのは、かつて都内の部隊(歩兵第一連隊、第三連隊等)が出征するためと聞いたことがある。

    それにしても現状の品川駅のエスカレータの設置数の少なさはなんなのだろうか。
    乗降客の分散にも寄与するはずなのになにもしないのには、嫌がらせに近いものを感じる。