ANAのCA制服なぜ「グレー」? 実は青だったこともあった

グレーが採用された背景を聞いてみた

 ANAは、スタッフの制服にグレーが採用された経緯を次のように話します。

「『優雅かつブランドを体現し、世界一のリーディングエアライングループとしての機内サービス品質の高さを感じていただく』といったコンセプトが決まったあと、エレガント(洗練されて、上品な)で、フォーマルすぎないフォーマルであり、ソフトな女性らしさの中にモダン・シャープな印象という点をデザインに取り入れております」(ANA広報部)

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ANAで上映される「歌舞伎」モチーフの機内安全ビデオ撮影を実施する客室乗務員(2018年、恵 知仁撮影)

 ちなみに現行制服でも、いわゆる「ANAブルー」は袖口から脇にかけてなど部分的に取り入れられており、ベースカラーがグレーであっても、ANAスタッフと分かるようになっているとのことです。またテーマとして、「フルサービスキャリアとして更に進化するANA」を目指したものとしています。

 なお、1982(昭和57)年から現行制服が採用される2015年までのCA制服は、紺色系統のものが採用されていました。その初代にあたる1982年から1990(平成2)年までの制服は創立30周年記念日に一新され、CA間の投票によって決められたもの。その後も33年間デザインや細かな色合いを変えながら、テーマカラー自体はおおむね引き継がれていました。

【了】

「ANAブルー」っぽい制服も過去にはあった

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