最大43.3km渋滞も コロナ禍のお盆 高速道路の交通状況 10km以上の渋滞は「首都圏で8割方発生」

長い渋滞もありましたが、全体的には「お察しの通り」?

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渋滞する高速道路のイメージ(画像:写真AC)。

 NEXCO3社および本四高速は2020年8月17日(月)、お盆期間の交通状況について速報を発表しました。

 対象は8月7日(金)から16日(日)までの10日間。各高速道路会社の管内で、特に長い渋滞が発生した箇所は次の通りです。路線名、渋滞発生箇所、渋滞延長、発生日時、発生原因の順で記載します。

●NEXCO東日本管内
・関越道 下り線、東松山IC付近、31.2km、8月13日(木)11時10分頃、交通集中および事故
・関越道 上り線、川越IC付近、35.8km、8月14日(金)18時50分頃、事故および交通集中

●NEXCO中日本管内
・中央道 下り線、日野バス停付近、24.8km、8月15日(土)11時15分頃、交通集中および事故
・中央道 上り線、日野バス停付近、43.3km、8月16日(日)18時25分頃、交通集中および故障車

●NEXCO西日本、本四高速管内
・湯浅御坊道路(阪和道)下り線、川辺第一トンネル付近、22.9km、8月9日(土)10時55分頃、交通集中および事故
・湯浅御坊道路(阪和道)上り線、有田南IC付近、20.9km、8月16日(日)19時05分頃、交通集中

 期間中、全国の高速道路の主要区間における1日あたりの平均交通量は3万2000台でした。これは昨年(2019年8月9日から18日までの10日間)の4万8000台と比べ、33%の減少となっています。10km以上の渋滞は昨年の436回から149回に、うち30km以上の渋滞は39回から6回に激減しています。

 また、10km以上の渋滞が発生した場所を地域に見ると、昨年は首都圏46%、中京圏12%、近畿圏21%でしたが、今年は首都圏が83%、近畿圏が17%で、中京圏を含むそれ以外の地域では発生しなかったそうです。

 NEXCO中日本によると、今回のお盆は2005(平成17)年に日本道路公団が民営化されて以降、過去最低の交通量および渋滞回数だそうです。休日の日並び、また天候や新型コロナウイルス感染症拡大による出控えなどの影響と想定しているといいます。

【了】

【データ】激減! 三大都市圏における10km以上の渋滞回数

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