ざっと見ても4種類 東京メトロのホームドア 駅や路線ごとにどんなタイプがある?
直通列車対応のほか利用者の立場で進化したホームドアも
2004(平成16)年、丸ノ内線の中野坂上~方南町間に、東京メトロで2路線目となるホームドアが設置されました。その後、同線のほかの駅でも順次設置が進みますが、タイプは冒頭で述べた一般的なものです。
2008(平成20)年に開業した副都心線は、西武線や東武線、また将来的に東急線とも直通運転を行うことを見越して、開口部が広いホームドアが設置されました。他社車両が乗り入れることによるドア位置の違いを克服するためです。
その後2016年に銀座線、2020年に日比谷線に設置されたホームドアは、可動部に合わせガラスを採用した透過タイプです。これにより軽量化が図られたほか、足元の視認性が向上しました。
通勤時間帯の混雑が特に激しい東西線は、緩和策として乗降口がほかの車両より50cm広いワイドドア車両を導入しています。同線のホームドアもこれに対応しており、二重に可動部がある大開口タイプが設置されています。
以上のように東京メトロには、例に挙げた6路線だけでも4種類のホームドアが設置されています。実際には非常脱出扉の開き方など細かい点で違いがありますが、今後も設置駅の環境に応じた様々なホームドアが整備されるでしょう。
【了】
東京メトロのホームドアは9種類です(色違いと他の鉄道会社のものは考えない)。
日比谷線と半蔵門線は同じもので他はそれぞれ違います。
例えば、有楽町線と副都心線では大きく異なる点としてドアに窓があるかないかです。なお、小竹向原駅は窓がないタイプ、東新宿駅は1番線と4番線は窓があるタイプ、2番線と3番線は窓がないタイプです(東新宿駅の1番線と4番線は元々通過線だったため)。
また、銀座線と丸ノ内線は3ドアで、それ以外は4ドアです。
銀座線でも上野駅の渋谷行きのホームのホームドアは他のと異なります(上部の形状とガラス部のイラストの有無)。
千代田線でも本線と支線で異なります。支線のホームドアは副都心線と同じタイプです。
有楽町線の豊洲駅の4番ホームの2号車だけ他のと異なり透過タイプでした(案内モニター付)。
南北線の目黒駅は他の駅と異なります。
都営地下鉄では4線4種全て異なります。
丸ノ内線も支線と本線で違いますね。方南町駅ホーム延伸にあたってはわざわざ旧式の支線verに合わせたものが設置されています。