吉永陽一(写真作家)の記事一覧
Writer: 吉永陽一(写真作家)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。
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日本初の鉄道はなぜ「新橋」からだったか 初代新橋駅に汐留の地が選ばれた理由
鉄道開業150年の節目に、その始点となった新橋駅を見てきました。初代駅は現在の汐留にあり、そこには「旧新橋停車場」として駅舎が復元されています。丹念な発掘調査を経ているだけあり、鉄道開業に留まらない歴史に触れられます。
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冬の守護神「ラッセル車」社員減で車掌が兼務 電気代も圧迫 鉄路守る厳しさ弘南鉄道に聞く
青森県の弘南鉄道で94歳のラッセル車が現役です。その名はキ100形。自走はせず、機関車に後押しされ走ります。ローカル線の冬は古豪の車両と、職員の絶え間ない努力で守られていました。
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【空から撮った鉄道】「日本一短い新幹線」は日本一海に縁があった 開業日と翌日の西九州新幹線
2022年9月23日、武雄温泉~長崎間に全長約66kmの西九州新幹線が開業しました。この「日本一短い新幹線」の空撮は、開業日と翌24日に実施。空港管制圏内を考慮しながら「かもめ号」を追いました。
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戦前も同一ホームだったJR山手線渋谷駅 いつ、なぜ2面に? 外回りホームと共に消えた“記憶”
渋谷駅は日本全国で行われている駅再開発の中でも、トップクラスの激変ぶりです。東急東横線、東京メトロ銀座線、JR埼京線ホームの改良と進み、いよいよ山手線も島式ホーム1面となりました。
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【空から撮った鉄道】9年ぶりに全線復旧したJR常磐線 原発間近に“走る”列車再び
2020年3月14日、常磐線は富岡~浪江間が復旧し、東京から宮城まで全線で運行を再開しました。復旧後の空撮は2022年5月4日に実施。強風に悩まされながらの空撮をお伝えします。
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日本では体験できない!「列車に乗ったまま船へ」 鉄道連絡船の車両航送
車両を航送する鉄道連絡船は、日本では廃止となりましたが、海外では現役。列車に乗ったまま船へ乗り込む希少な航送も存在します。そのひとつ、イタリア本土とシチリア島を結ぶメッシーナ海峡の連絡船に乗りました。
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【空から撮った鉄道】震災6年後のJR常磐線 俯瞰だから分かるダイナミックな復旧の軌跡 除染で旧トンネルが姿現す
前回の記事では、2016年当時のJR常磐線の不通区間を北から南へと追いました(原ノ町→竜田)。復旧工事が本格化した2017年、2度にわたって空撮し、同じく原ノ町駅から竜田駅までを記録しました。
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【空から撮った鉄道】震災5年後のJR常磐線 空から見た津波の爪痕 桜の名所駅は自然に還ろうとしていた
福島第一原発の事故を含む東日本大震災は、JR常磐線にも多大なる影響を及ぼし、長らく帰還困難区域を含む区間が不通でした。震災から5年が経過した2016年当時の状況を、空から振り返ります。
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明治の汽笛再び! 豊洲に安住した流浪の機関車の正体 136年目で“歴史的な石の台座”に鎮座
明治時代に英国から輸入された、鉄道史の生き証人ともいえる蒸気機関車が、豊洲の芝浦工業大学附属中学高等学校に保存展示されました。136歳の同車はまさに流浪の人生。そんな功労者が“特別待遇”で迎えられました。
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検査でバラされたC58 火のない貴重な姿のSLを間近で観察
「SL銀河」の牽引機であるC58形蒸気機関車239号機を間近で見られる見学会が、JR東日本 盛岡支社主催で行われました。見られるのは検査中の姿。参加費用2000円に魅せられて訪れましたが、価格以上の見応えがありました。