全国「超ミニサイズ」パーキングエリア5選+1 まるでバス停 海が間近 ほぼ「くぼみ」!?

新旧「ミニミニPA」横綱は…

 阪神高速には、その名も「ミニPA」が2か所存在します。

森小路ミニPA(阪神高速12号守口線、大阪市旭区)&弁天町ミニPA(阪神高速17号西大阪線、大阪市港区)

 阪神高速のPAのなかで「ミニPA」を名乗るのが、森小路と弁天町です。どちらも収容台数は6台、1車線ほどのスペースがあるのみで、トイレなどがある建屋はやや外れた場所にあるため、非常に簡素な印象を受けます。

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森小路ミニPAの全景(画像:阪神高速道路)。

 森小路ミニPAに至っては、森小路入口から入ってすぐの地点に設置されています。なぜこんな場所に作ったのかという疑問が生まれますが、元々このスペースは「森小路線」の延伸計画のために確保されていたものでした。設置目的も、阪神高速は「遊休空間を有効活用した、利用客の疲労軽減のための施設」としています。

 かつては尼崎市の阪神高速3号神戸線にも同じ規模の尼崎ミニPAがありましたが、2019年にリニューアルされ、収容台数43台の「尼崎PA」として生まれ変わりました。

番外編:旧・上石津PA(名神高速、岐阜県大垣市)

 かつて「日本一小さなPA」の地位を不動のものにしていたのが、名神高速の養老JCTと関ケ原ICの間にあった上石津PAです。

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2001年まであった上石津PA(画像: Shift [CC BY-SA 3.0], from Wikimedia Commons)。

 施設が何ひとつ設置されず、加速車線もほとんどない、まるでバス停のようなPAでした。豪雪地帯である関ケ原の峠越えにあたり、自動車がチェーンを装着するための場所として利用されたそうです。2001年に廃止されましたが、今でもその遺構を見ることができます。

 なお、上石津PAから10数km東にも「番場PA」というミニサイズのPAがありましたが、米原JCTの建設に伴い1970年代に廃止されました。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. WCがあるというのは大きな安心感に繋がりますので、渋滞多発箇所には満遍なく設置してほしいですね。 

    あと、もう(数値)選とか大丈夫ですよ、(数値)つ、で良いと思います。

  2. 施設がちっちゃいのはいいけどさ、加速車線の長さは十分確保してよ。合流する側もされる側もおっかない。

  3. 大師PA、今でこそトイレと自販機と情報板しか無いですが、かつては食堂と売店が有るPAでしたよ