理由は笑えぬ「オナラ防止」 イギリス空軍 みんな大好きベイクドビーンズを食べないワケ

イギリス人のソウルフード「ベイクドビーンズ」。これは日本人にとってのカレーライスか味噌汁のようなものですが、第2次世界大戦中のイギリス空軍パイロットたちには「食べるか、食べないか」悩みの種だったようです。

食べるか否か 国民食を巡るフライボーイたちの大いなる悩み

 ゆえに、1918(大正7)年に世界で初めて陸軍や海軍とならぶ独立した軍種として誕生したイギリス空軍(RAF)でも、ベイクドビーンズは当初から人気のメニューで、しばしば供されていたようです。

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イギリス空軍将兵の食事風景。服装から見て休息時の撮影と思われ、各自の皿上にベイクドビーンズが確認できる(画像:イギリス帝国戦争博物館/IWM)。

 ところがイギリス空軍が発足したのち、航空機の性能が向上して高空を飛行するようになると、パイロットをはじめとした航空機搭乗員(フライボーイ)たちの中に、飛行前にはベイクドビーンズを食べるのを控える者たちが増えたのです。

 その理由はオナラ、すなわち屁でした。ベイクドビーンズに使われている白インゲン豆はオリゴ糖を多く含んでいますが、食後にオリゴ糖が大腸に達すると、ある種の腸内細菌の作用によって発酵し、大量のガスが生じて普段よりも多くオナラがつくられるのです。

 この状態が地上や、あまり気圧が低くない低高度であれば「う~ん、お腹が張るな~」とばかりに、おならをプゥプゥすれば済みます。もっとも、同乗者にはくさい迷惑がかかりますが、まあ笑い話で済むことでしょう。

 ところが食後、与圧室のない当時の飛行機に搭乗し、ある程度の高高度まで上昇して気圧が低下してくると、腸内で生じたガスが地上よりも膨張し、オナラとして放出されるだけでなく、ガスが大腸を膨らませ痛みまで生じさせることもしばしば起こったのです。さらに、この腸内ガスによる腹部膨張のせいで、下痢も含めた排便まで促されてしまうといった“副作用”まで出るようになりました。

【写真】空軍だけじゃない。イギリス陸軍も重用したベイクドビーンズの缶詰。

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コメント

1件のコメント

  1. 与圧室でも屁の臭いがしますね。 

    簡易トイレとは…ひょっとして排出物を大空に投棄?

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