成田空港のマル秘施設行けます JALのユニーク「遊覧飛行」 なぜか「入国審査」も

新型コロナウイルス感染拡大下、国内航空会社で実施が相次ぐ、同一空港を発着する「遊覧チャーター」。ただ、JALなどが今回実施したのは、このなかでも異色のオプションや、イベントが盛り込まれたものでした。

チャーターフライトも従来と全然違った!

 バスツアー後、JALの遊覧チャーター便が出発となります。コロナ禍で実施されるJALの遊覧チャーターは、海外の就航都市をテーマにすることが多く、今回のフライトもシンガポールがテーマです。

 とはいえ出発前には、これまでの遊覧チャーターとは違う“お楽しみ”も。同一空港を発着する国内線ではあるものの、「模擬入国審査」が実施されたのです。今回のフライトは、シンガポール政府観光局が全面協力。出発時にはシンガポール政府観光局が、本当の海外旅行さながら、パスポートを模した冊子にスタンプを押しています。

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JALの遊覧チャーター便開始前に実施された成田空港のオプションツアー(2020年12月4日、乗りものニュース編集部撮影)。

「疑似審査場」を抜けた先の搭乗ゲートではシンガポールの名物を模した2m以上の「マーライオン」像がお出迎え。このほかゲートには、フォトスポットなども設置されています。

 使用された飛行機は、実際に国際線で用いられているボーイング767-300ER型機(機内仕様はA44。ビジネス、エコノミーの2クラスで199席)でした。フライトは、シンガポールが主権民主国家となった1965(昭和40)年にちなみ「JL1965便」と名付けられ(オペレーション上の便名は異なる)、149人が搭乗。同日正午ごろ成田空港を出発し、約3時間半のフライトへ向かっています。

 JALによると、機内ではシンガポールをイメージした機内食の用意に加え、抽選会や謎解きイベントも実施されたとのことです。

【了】

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