「オスプレイ」って危ないの? 実はヘリよりも墜ちにくい機体 過去の事故原因と対策
ではなぜ事故が起きていたのか
このように、安全性を徹底的に高めた構造であるにもかかわらず、V-22「オスプレイ」はなぜ過去、様々な事故を起こしているのでしょう。その原因は、大きく分けて「人的過失」「初期の顕在化していなかった欠陥」「作戦中」の3つです。
日本人にとって、V-22の墜落事故として記憶に新しいのが、2016年12月13日に起きた沖縄での海兵隊機事故ではないでしょうか。このときは、洋上での夜間空中給油訓練中に、空中給油機から伸びた給油ホース(ドローグ)が当該機に接触したことが発端の事故です。V-22が所属するアメリカ海兵隊普天間基地は住宅密集地域にあり、なおかつ操縦士は異常な振動を感じたため、普天間まで戻ることをあきらめ、別の海兵隊基地に隣接する海岸に固定翼モードで緊急着水しました。
本件は、緊急時のマニュアル(手順書)に従って、パイロットが最終判断として緊急着水を選択した形であり、その原因としては人的過失に分類される事故です。これに対してアメリカ海兵隊は、手順の再確認、シミュレーターによる訓練の強化、緊急時における対応確認の徹底を図っています。
ヘリの事故はなくなりませんね。長野県の防災ヘリは高所救助の訓練の勇姿を見ただけに犠牲になった乗員ともども残念でなりません。
オスプレイの安全性に関する記事、興味深く読ませて頂きました。ありがとうございます。疑問が生じたのですが、オスプレイはオートローテーションできるのでしょうか? 海兵隊の"V-22 Osprey Guidebook"の2011/2012年版の36ページに、「オスプレイはオートローテーションできないので危険ではないか」という疑念に対し海兵隊が「オートローテーションに頼らずとも1つのエンジンで飛行可能で、万が一の場合滑空できる」(意訳)と答える部分があります。また、2009年のアメリカ議会調査局による報告書"V-22 Osprey Tilt-Rotor Aircraft: Background and Issues for Congress"の40ページには"The inability of V-22 to safely autorotate has now been acknowledged by the manufacturer and the US Marine Corps"とあります。オスプレイは固定翼機モードとして飛ぶ時間が大半であり、また滑空が可能なことから、オートローテーション機能は無いと認識したのですが...
つまり言いたかったのは、オスプレイはオートローテーションを想定していないのではないか、ということです。オスプレイにはオートローテーションで安全に着陸する機能はなく(またその必要性も薄く)、よってオートローテーションできることが安全に寄与している、という記事の内容に疑念を呈したいというものです。
青木謙和『徹底検証!V-22オスプレイ--ティルトローター方式の技術解説から性能、輸送能力、気になる安全性まで』(2012年、ソフトバンククリエイティブ株式会社)を参考にしました。
垂直上昇/下降中ならオートローテーションも可能かもりれないが、水平飛行中の事故でオートローテーションは無いだろう。普通のヒコーキならプロペラピッチを調整して抵抗をなくし滑空する。
オートローテーションによる揚力を得るため翼を動かしたらオートローテーション状態になる前に失速すると思う。
垂直上昇/下降中のオートローテーション機能も普通のヘリよりは弱いのじゃないか?
普通のヘリより小さなローターを強力なエンジンで回していると思うから、エンジン無しの状態では発生する揚力は普通のヘリより小さいと思われる。だから残った片方のエンジンで2個のローターを回す・・・??
この様な事実に則した客観的な記事を報道しない沖縄のメディアに沖縄県民はオスプレイは欠陥機体と洗脳されている。
民間転用して旅客機やヘリスキー用として乗れたらイメージアップになりそう。
離島間の人や貨物の空輸にはティルトローター機いいと思う。平らな広い土地が無くてもヘリポート作れるだけの土地があればいいんだから。